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田 月仙(チョン・ウォルソン、、Chon Wolson)は、東京都立川市生まれ〔水野哲也「交差点 田月仙 」読売新聞、2007年1月29日〕の声楽家、ソプラノ歌手。二期会会員。在日コリアン2世。 桐朋学園大学短期大学部芸術科卒業、同研究科修了。世界の舞台でオペラやコンサートに出演する一方、日本・韓国・北朝鮮の首脳の前で独唱した唯一の歌手としても知られている〔在日コリアンのソプラノ歌手・田月仙リサイタル 併合100年 運命をたどる(産経新聞)〕。その「祈り」とも言える独特な歌のスタイルはファンも多く〔唐十郎「田月仙の歩むところ 」〕、「魂をゆさぶる歌声」と、反響を呼んでいる。またサッカー国歌独唱や朝鮮半島の音楽研究など幅広い活動を続ける。音楽事務所CALAF.NET代表。 == 略歴 == * 1985年、オペラ「声」「スペインの時」の主役でオペラデビュー。その後「フィガロの結婚」「サロメ」「道化師」「蝶々夫人」「黄金の国」などの主役を演じる。デビュー以来、コリア歌曲を歌い続け「朝鮮・韓国歌曲がオペラのアリアと同じレベルで紹介されたのは彼女のリサイタルをもつて嚆矢するのではあるまいか。」(1983年アサヒグラフ)と高評された。 * 1985年、北朝鮮・平壌で公演。金日成主席の前で歌う。ソ連・モスクワや中国・北京・上海などでも公演。 * 1994年、韓国・ソウルでオペラ「カルメン」主役(於:芸術の殿堂オペラハウス)。初めての南北公演として日韓のマスコミで話題になる〔オペラ歌手 南北朝鮮での舞台は日本で生かせますか(朝日新聞「ひと」欄)〕。 * 1996年、韓国・年末歌番組「送年 開かれた音楽会 열린음악회」に日本から初出場。在米コリアンが作った南北統一を願うオリジナル歌曲「高麗山河わが愛」〔高麗山河わが愛 山河を越えて〕を韓国で歌う。「開かれた音楽会」には3度出演。 * 1998年、東京都・ソウル市友好10周年記念の親善大使として、当時日本語の歌が解禁されていなかった韓国ソウルで初めて公式に日本語の歌を歌う。 * 2000年、筑紫哲也NEWS23に出演し、生放送で高麗山河わが愛とイムジン河を歌う。 * 2002年、ワールドカップ記念オペラ「春香伝」日韓両公演主演、「小泉純一郎内閣総理大臣主催・金大中大統領歓迎公演」、サッカー日韓戦やホッケーの国際試合などで国歌独唱。 * 2004年、NHKで「海峡を越えた歌姫 在日コリアン声楽家の20年」として90分のドキュメンタリー番組が放送。ルーマニア国立オペラ「カルメン」主役。 * 2006年、自伝的ノンフィクション「海峡のアリア」(「海峡を越えた歌姫」より改題)を執筆。第13回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞すると共に在日朝鮮人の帰還事業への関心を呼び起こす〔小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞「海峡のアリア」〕。 * 2007年、リサイタル「海峡のアリア」開催 * 2008年、ニューソウルオペラ団来日公演「春香伝」主演 * 2009年、NHK「日本と朝鮮半島2千年」リポーター * 2010年、リサイタル「海峡のアリア PART2」「海峡のアリア PART3」。NHK番組「K-POP 青春グラフィティ」企画・取材。 * 2011年、リサイタル「海峡のアリア PART4」 * 2012年、リサイタル「海峡のアリア PART5」 * 2013年、 韓国放送公社「KBSスペシャル 海峡のアリア 田月仙30年の記録」放送(4月7日)。 「田月仙 30年記念リサイタル 歌に生き 愛に生き」開催(8月31日、大阪 ・ 10月12日、東京)。日韓文化交流基金賞 * 2014年、「チョンウォルソンプロデュース公演」歌劇「沈清伝」(6月1日)。 「日韓露歌曲集/オペラ・カヴァレリアルスティカーナ」(10月25日)にてプロデューサー・主演・演出。 * 2015年、李方子を題材にしたオペラ「ザ・ラストクイーン」(9月27日・東京新国立劇場)企画・主演。同作品はNHKのドキュメンタリー「朝鮮王朝最後の皇太子妃」で紹介される。外務大臣表彰 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田月仙」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chon Wolson 」があります。 スポンサード リンク
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