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チンプオ族、チンポー族(ビルマ語:ကချင်လူမျိုး、中国語:景颇族/景頗族/JǐngPōZú)またはカチン族(Kachin)は主にミャンマーのカチン州、中華人民共和国雲南省に住む民族。 正確な自称は日本語では「チンポー」という発音に近い。日本人研究者のあいだで民族名称の表記は、中国語の発音から「ジンポー」を用いている。 水田耕作、焼畑耕作を主とするミャンマーのカチン州およびシャン州、中国雲南省、インドのアッサム州などに分布するチベット・ビルマ語族。広義にはマル族、ラシ族、アツィ族などを含めた諸民族の総称としても用いられる。 ドゥワ(首長)が世襲制のグムサ社会、選挙によって決定されるグムラオ社会に二分している。 宗教は祖先信仰または精霊信仰(アニミズム)で、祭壇によって先祖を奉る風習がある。ミャンマーのカチン族には20世紀に入って、現地を統治したイギリスによりキリスト教が広まり、現在では祖霊・精霊信仰とキリスト教が併存する状態になっている。カチン語は、現地の小学校では使われていないため、子供は教会でカチン語の習得を行う。このことが仏教教徒が大多数を占めるミャンマー国内において、キリスト教が根強く残る原動力の一つとなった。 父系制社会で家督および財産は末子が引き継ぐ。 == 言語 == 言語別の話者人数はチンプオ語は約4万人、載瓦語は約8万人、浪速語は約4000人、勒期語は約1000人となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チンプオ族」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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