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チンロン
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チンロン
チンロン(, , )は、主にミャンマーで行なわれている伝統的な遊戯またはスポーツである。路上などで広く娯楽(ワインチン)として行なわれており、見世物としての個人ショーが行なわれることもあり、また競技規則に則ったスポーツの試合としても行なわれる〔チン、147-154頁〕。 ビルマ語で「チン」は籠、「ロン」は球体を意味する〔チン、159-162頁〕。競技の名称だけでなく、競技で使用されるボールも意味するため〔、この項では便宜上ボールのことをチンロン球と表記する。「チン」のみで競技の名称やチンロン球を指すこともある〔松尾、100頁〕。 伝統的なチンロン球のサイズは直径約13cm・円周約40cmである〔大林ほか、397-398頁〕。トウ(籐)を幅3mm、長さ3mの紐状に裂き、6本または10本どりで球形に編む〔フジタ、118-121頁〕。中空で重量は約100gであり、トウ紐の間には五角形の穴が12ヶ所できる〔。 == 歴史 ==
=== 起源と成立 === 5世紀から7世紀ごろ、現在のミャンマー地域に居住したピュー族はチンロンに似た遊戯を行なっていたとされ、タイェーキッタヤーで発見された遺跡からは銀製のチンロン球が出土している〔〔チン、1-5頁〕〔。1782年、イタリアから王都に布教活動にやってきたローマ・カトリック教会のサンジェルマーノ神父は「竹を細く切って作った球体を手で打たずに足でける遊び方も存在している。この遊びに若者たちは多くの時間を費やし、一緒に蹴って遊んでいる」と記している〔〔。この時代のチンロン球は現在のようなトウ(籐)製ではなく、竹やヤシ繊維製だったとされている〔。1870年代中頃、イギリス人医師のC・A・ゴードンは「四人のビルマ人がチンロンを蹴って遊んでいるのを見た。私たちのいうサッカーのように、彼らは機敏に蹴って遊んでいた。私が目にした球体はトウで作られた中空の球形である」と記し、遊戯の形態やルールなども記している〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チンロン」の詳細全文を読む
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