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ツァイゼ塩(Zeise's salt)は、K 分子量368.61、融点220℃。CAS登録番号は16405-35-9(一水塩…つまり狭義のツァイゼ塩)、12012-50-9(無水塩)、123334-22-5(xH2O)、12275-00-2(アニオン)。 ==歴史== ツァイゼ塩は最も古くから報告された有機金属化合物の1つである〔Zeise, W. C. “Von der Wirkung zwischen PIatinchlorid und Alkohol, und von den dabei entstehenden neuen Substanzen ; “Annalen der Physik und Chemie 1831, Volume 97, pages 497-541.〕。コペンハーゲン大学の教授であったウィリアム・クリストファー・ツァイゼが1820年代に塩化白金(IV)と煮沸エタノールを反応させて合成し、エチレンを含む化合物であると発表した。当時の化学界の大御所だったユストゥス・フォン・リービッヒはしばしばツァイゼの説を批判したが、1868年にはBirnbaumがエチレンを含む化合物を合成し、正しいと証明された〔 〕。 ツァイゼ塩は、その分子構造の特異性から19世紀後半に化学者の注目を集めた。しかしその構造は20世紀にX線回折の技術が発達するまで完全に明らかにならなかった。 ツァイゼ塩は有機金属化学の分野で熱心に研究が進められ、ハプト数などの新しい概念を生み出すこととなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツァイゼ塩」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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