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ツァトゥグァあるいはツァトゥグア (Tsathoggua) は、クトゥルフ神話として分類される作品群に登場する架空の神性。クラーク・アシュトン・スミスによって創作された。異称としてサドグイ(Sadogui)、サドゴワア(Sadogowah)、ゾタクア(Zhothaqquah)などが知られる。 == 概要 == ツァトゥグァはクトゥルフ神話として分類される一連の怪奇小説などに登場する、人間よりはるかに強大な力を持った神とも呼べる存在の1柱である。初出作品は、クラーク・アシュトン・スミスが『ウィアード・テイルズ』1931年11月号に発表した短編『サタムプラ・ゼイロスの物語』(原題:''The Tale of Satampra Zeiros'')である。スミスの作品が発表される前に、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが1930年に執筆し、ウィアード・テイルズ1931年8月号に発表した『闇に囁くもの』(原題:''The Wisperer in the Darkness'')にも名前と由来について言及されている〔ラブクラフト全集1「闇に囁くもの」p.285〕。 人類以前に地上で繁栄していたヘビ人間や有史以前の亜人間たちに崇拝されていたとされる。古代の大陸ハイパーボリアや地下世界クン・ヤンに住む人間にも崇拝されていた。フランシス・T・レイニイは、ツァトゥグァを四大元素の「地」に結びついた旧支配者の1柱と分類している。他の旧支配者に分類される存在より、比較的危険度が少ない存在として描かれることが多い。スミスの『魔道士エイボン』(原題:''The Door to Saturn'')では自らを信仰するエイボンが迫害から逃れるのを手助けしている。同じくスミスの手になる『七つの呪い』(原題:''The Seven Geases'')では、生け贄に捧げられた人間を「空腹ではない」という理由で、食さずに他の神の元へと送っている。 地球誕生直後に、サイクラノーシュ(土星)から地球に飛来した。スミスが執筆した古代の大陸であるハイパーボリアを舞台とする作品では、大陸西部にあるヴーアミタドレス山の地下洞窟に棲むと描写されていた。現代においては、地下世界ン・カイに棲むとされる〔。『闇に囁くもの』ではン・カイから飛来したという説明である〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツァトゥグァ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tsathoggua 」があります。 スポンサード リンク
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