翻訳と辞書
Words near each other
・ ツァヴタト
・ ツァー
・ ツァーバーフェルト
・ ツァーベルン事件
・ ツァーラアト
・ ツァーリ
・ ツァーリグラード
・ ツァーリズム
・ ツァーリツィン
・ ツァーリボンバ
ツァーリボンバー
・ ツァーリ・コロコル
・ ツァーリ・タンク
・ ツァーリ・プーシュカ
・ ツァーリ・ボンバ
・ ツァーリ・ボンバー
・ ツァーリ号
・ ツァーリ国
・ ツァーリ爆弾
・ ツァール


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ツァーリボンバー : ミニ英和和英辞書
ツァーリボンバー[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ツァーリボンバー ( リダイレクト:ツァーリ・ボンバ ) : ウィキペディア日本語版
ツァーリ・ボンバ[ちょうおん]

ツァーリ・ボンバ(、、「爆弾の皇帝」の意)は、ソ連が開発した人類史上最大の水素爆弾通称である。正式名称はAN602であり、開発時のコードネームはイワン()であった。「ツァーリ・ボンバ」の名称は西側諸国が、クレムリンに展示されている世界最大の鐘ツァーリ・コロコル、世界最大の大砲ツァーリ・プーシュカになぞらえてつけたものであるが、現在はロシアでも広く用いられている。なお他国の文献で「正式名称」として使用される「RDS-220」「RN202」はキリル文字での正式名称「РДС-202」「РН202」をラテン文字に翻字したもの〔S. J. Zaloga, The Kremlin's Nuclear Sword, Smithsonian Institution Press, Washingthon and London, 2002, p51-52〕。
単一兵器としての威力は人類史上最大であり、1961年10月30日ノヴァヤゼムリャで、唯一の大気圏内核実験が行なわれ消費された(以後製造されていない)。TNT換算で99000キロトン(約100メガトン)、実際の出力は後述のように、50メガトンに制限されたが、それでも広島原子爆弾リトルボーイ」の3300倍(リトルボーイは15キロトン)に達する。第二次世界大戦中に全世界で使われた総爆薬量の10倍の威力を持つといわれるこの100メガトン級核爆弾核爆発は2,000キロメートル離れた場所からも確認され、その衝撃波地球を3周した。
== 実験指示 ==

ソ連のニキータ・フルシチョフ首相は1961年7月10日、第22回ソビエト連邦共産党大会開催中の10月下旬にこの爆発実験を行うよう指示を出した。その時点で実施日まで15週しかなかったが、実験に用いるAN602はすでに完成していた。
この当時、世界情勢は極めて緊迫した状態にあった。1961年8月のベルリンの壁建設開始、数ヶ月前に発表されたソ連による核実験のモラトリアム中止、後のキューバ危機に結びつくキューバへの核配備計画実施などのためである。そのような状況下での実験は世界中を震撼させた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ツァーリ・ボンバ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tsar Bomba 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.