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ツァーリ・コロコル(、「鐘の皇帝」の意)は、ロシア・モスクワのクレムリン宮殿に展示されている巨大な鐘である。重量約160~200トン、高さ6.14メートル、直径6.60メートルである。 1733年から1735年にかけて、ロシア帝国の鋳造職人イワン・モトリンとその息子によって鋳造され、装飾や彫刻などはV・コベレフ、P・ガルキン、P・セレブリャコフらが手がけた。 この鐘が鳴ることは一度もなかった。あまりに重過ぎて持ち上げられなかった〔東郷正延他編『ロシア・ソビエトハンドブック』p.258。 三省堂/1978年〕のと、1737年に生じた火災の折、一部が欠損してしまったためである。 1836年より、ツァーリ・コロコルはクレムリン宮殿ブラゴヴェシチェンスキー大聖堂広場にある、イワン雷帝の鐘楼脇に展示されている。 なお、この名前をもつ鐘は過去にあと2つ存在し、それぞれ17世紀初頭と1654年に制作された。後者は1701年の火事で焼失し、前者は現在のツァーリ・コロコル鋳造に際して再利用された。 == 写真 == Image:Tsar Bell Moscow 1860s.jpg Image:Russia-Moscow-Tsar Bell-2.jpg Image:Tsar Bell.jpg 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツァーリ・コロコル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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