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ツシマトリノフンダマシ ''Paraplectana tsushimensis'' は、丸くて赤っぽい腹部に多数の黒斑を持つ、テントウムシのような姿のクモである。対馬で初めて採集されたことでこの名を持つ。南方系の希少種。 == 特徴 == 雌成体では体長7mm、腹部は長さ6.2mm、幅は7.5mm。腹部は黒みを帯びた赤で黒い斑紋と筋点が多数ある。黒い斑紋はほぼ円形で背面中央に4個、周辺に8個。筋点は中央に6個、周辺部に22個の大きいものと24個の小さなものがある。腹部の下面にも周辺に沿って10個の黒い円紋が並んでおり、そのうち前方の2個は背面の黒斑と連続している。またこれらの黒斑の中に33個の筋点、黒斑の間にも20個の筋点がある〔八木沼(1986),p.111〕。 頭胸部は前端はほぼ真っ直ぐで後端は丸い〔以下は山口(1960)〕。ただしその2/3は腹部の下に隠れる。8個の眼は中央の4つの中眼と、左右2こずつの側眼が、それぞれひとまとまりの隆起の上にある。背甲は眼のある当たりが最も高く、後方へ次第に低くなり、皺は浅い。頭胸部と歩脚はいずれも褐色を帯びた黄色。胸板は黒い。 腹部は心臓形で前端は大きく腹部に覆い被さる。前方から1/3の辺りが最も高く、前後左右に低くなる。 雄成体は一度発見されており、その個体では体長2.8mmと雌より遙かに小さかった。腹部は五角形に近く、長さと幅はほぼ同じ〔Tanikawa(2011)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツシマトリノフンダマシ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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