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ツチアケビ
ツチアケビ(学名:〔ツチアケビ 日本のレッドデータ〕〔Cyrtosia septentrionalis Kew Plants people possibilities〕)は、森林内に生育するラン科植物である。ラン科植物として、また腐生植物(菌従属栄養植物)としては非常に草たけが高く、大きな真っ赤な果実がつくので、大変人目を引く植物である。日本固有種。別名ヤマシャクジョウ(山錫杖)。 == 外見 == 地上部には葉などは無く、地面から鮮やかな黄色の花茎が伸び、高さ1mに達する。秋になると花茎の上部に果実がつき、熟すると長さが10cmにもなり、茎を含めて全体が真っ赤になる。まとまって発生することがよくある。 和名は地面から生えるアケビの意であると考えられるが、果実は熟しても裂開せず、形状以外はさほど似ていない。果実にはかなりの糖分が含まれ、動物が摂食して種子散布している可能性もある。人間にもかすかな甘味は感じられるが、タンニンが多量に含まれ、化学薬品のような強烈な異臭と苦味もあり、食用にはならない。民間では「土通草(どつうそう)」とよばれて強壮・強精薬とされ、あるいは薬用酒の材料にもされるが、薬用効果についての正式な報告はほとんどない。採集すると、時間の経過とともに真っ黒になる。種子はラン科としては比較的大きく、肉眼で楽に形状がわかる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツチアケビ」の詳細全文を読む
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