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ツバサゴカイ
ツバサゴカイ ''Chaetopterus cautus'' は、ツバサゴカイ科の多毛類。干潟にU字状の巣穴を作り、その口は泥の表面から長く突き出す。 == 特徴 == 体長は5-25cm〔以下、記載は主として岡田他(1965),p.518〕。体は大きく3部からなり、前体部の先端に口前葉がある。口前葉は小さな隆起のような形で、囲口部は幅広くなっている。その基部に1対の副感触手があるが、同じ科の他のもののように長く伸びず、短い。触手の基部の外側に1対の眼点がある。前体部はやや扁平で9(-10〔西(2002)〕)体節からなり、各節に疣足がある。 中体部はより複雑になっている。まず第1節からは両側に翼状の足枝が長く伸びる。第2節では背面中央に円形の吸盤体がある。それに続く3つの体節では各節の背面に1つずつ、円盤状のものがあり、扇状体という。これは左右の疣足が癒合したもので、扇を扇ぐように動かすことができ、後述するように摂食のために用いる〔佐藤編(2001),p.197〕。なおこの部分では疣足の背足枝は発達しない。腹足枝は吸盤状となり、これは棲管に吸着するのに使われる。 後体部は13-60節からなり、後方に次第に狭まる。各節には疣足があり、疣足の背足枝は横向きに伸び、腹足枝2対。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツバサゴカイ」の詳細全文を読む
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