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ツボウツボカズラ
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ツボウツボカズラ
ツボウツボカズラ ''Nepenthes ampullaria'' は、ウツボカズラ科の植物の一つ。丸っこい捕虫袋を地表に敷き詰めるように生じる特徴がある。 == 特徴 == 蔓性の多年生常緑性の植物〔以下、記載は主として『園芸植物大事典 2』(1994),p.1731-1732〕。茎の断面は丸く、高さ5-6mにまで伸びる。全体に伏した毛が多い。葉は長楕円形で長さ18-40cmに達するが、根元から芽吹いた茎ではロゼット状に葉をつけ、その際には葉身は小さな披針形にしかならない。 捕虫袋には2形があり、茎の下部のものは卵状壺形で長さ6-10cm、茎の上部につくものでは漏斗状で下向きにすぼまる。いずれにせよ翼はよく発達し、その縁は目だった縁毛が並ぶ。蓋は小さくて幅狭く、口に垂直に立つか、斜めに反り返る。 この種では、特に基部から芽吹いた短い茎に多数の葉をロゼット状に生じ、その葉先に生じた壺状の捕虫袋は周囲の地上に敷き詰めたように配置し、足の踏み場もなくなる。捕虫袋に蜜腺があって、アリが集まる〔堀田(1997),p.53〕。なお、これがよく目立つためか茎の基部にしか袋をつけないと記述されることがあるが、上部にも袋はつける。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツボウツボカズラ」の詳細全文を読む
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