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ツメタガイ(砑螺貝/津免多貝、''Glossaulax didyma'')は、軟体動物門に属するタマガイ科の巻貝。東アジアから南アジアの砂浜に多く普通に見られる。 == 特徴 == 潮間帯から水深10cm~50cm程度の砂地の浅海に多く分布し、殻幅50mm程度に達する中型の巻き貝。殻の色は紫褐色から黄褐色を呈する。底部は白色で滑らか。蓋は半円形となる。夜行性で、砂の中を活発に動き回る。また軟体部は殻から大きく露出し、殻を完全に覆いつくす。 肉食性であり、アサリなどの二枚貝を捕食する。アサリなどの二枚貝を捕まえると、やすりのような歯舌を用いて獲物の殻の最も尖ったところである殻頂部を平らに削っていき、2mm程度の穴をあけて軟体部を食べる〔 - 三重県科学技術振興センター〕 。 繁殖期は春で、5月頃、茶碗をかぶせたような形に卵塊を作る。その形から通称「砂茶碗」と呼ばれる。 生息環境により形が変化し、内海のものは臍索中央の溝が殻軸と直角方面に伸び、臍穴がふさがらないが、外洋に分布するものは臍索の中央の溝が曲がっていて、臍穴が密閉する形となり、ホソヤツメタ (''Glossaulax didyma hosoyai'' KIRA) と呼ばれる。 File:Ruditapes philippinarum Predated by Glossaulax didyma.jpg|ツメタガイに捕食されたアサリの死殻。2mm程度の穴が穿孔している。 File:Neverita didyma egg mass.jpg|ツメタガイの卵塊。その形から通称「砂茶碗」と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツメタガイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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