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ツルアダン
ツルアダンは、蔓性で樹木にはい上がるタコノキの仲間。日本では八重山諸島などに見られる。 == 特徴 == ツルアダン ''Freycinetia formosana'' Hemsley は、単子葉植物タコノキ科ツルアダン属の植物で、常緑性の低木である。その形はほぼタコノキであるが、細長く蔓になってはい上がるものである。 蔓は高さ10m以上、太さは径2-3cmにもなる。幹からは多数の根が出て、樹木に張り付いてよじ登る。先端では樹木から離れて中空へ突き出すこともあり、特に花などはそのようなところに着いている。 葉は細長い線形で長さ40-60cm、幅は2-4cm、先端に向かって細まり、先はとがる。縁には鋸歯のような棘が並び、裏側に突き出た主脈の上にも棘が並んでいるが、アダンのような凶悪なものではない。葉はやや柔らかくて、強いつやがある黄緑色。先端は次第に垂れる。基部は膜状になって葉鞘になっている。葉は先端部に集まっており、それより下のものは次第に枯れ、下の方では幹が裸出する。ちなみに、ごく小さな苗の見た目は小さいカヤツリグサ科のアブラガヤのような感じである。 花は茎の先端に生じ、数個の肉穂花序を傘状に出す。花序には葉状で黄色みを帯びた数枚の総苞がある。果実は棒状で長さ10cmm前後、径2cmほどになる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツルアダン」の詳細全文を読む
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