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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ツーリストトラップ()とは、旅行者(特に訪日外国人旅行)を狙った詐欺などの悪質な行為(罠)もしくは旅行者の目的・意図と迎え入れる側の観光地との間に生じるギャップのことを意味する。 詐欺などの事例としては、出入国審査や税関あるいは市中における警察官といった公務員による賄賂の要求、タクシー・飲食店・土産屋などでのボッタクリ、偽物(コピー商品)の斡旋・押し売り、ひったくり・強盗・強姦といった犯罪などが上げられ、総じて途上国に多くみられる。 ギャップの事例としては、メディアで取り上げられた観光地のイメージが撮影用の演出であったり何日も待った上での気象条件であるにも関わらず、そこへ行けば同じ景色が見られ同じ体験ができると勝手に思い込み出向き、結果として落胆する事象がある。特にテレビ番組でタレントなどがレポーターを務め現地で優遇される映像を、訪れた全ての旅行者が追体験できるとの誤認によるトラブルも増えている。 また近年では、インターネットの普及でブログやSNSなどでの旅行者個人の情報発信が増え、それを参考にする旅行者も増えたが、記載情報の間違えも多く、個人の感性の差は見方を大きく左右させてしまう。 さらに言葉が通じない、物価が高い、衛生状態が悪い、気候に馴染めないといったこともツーリストトラップになる場合がある。 観光業で成り立つ自治体、あるいはこれから観光でまちおこしを計画する地域では、ツーリストトラップの解消が重要となる。マスコミによる「がっかり観光地ランキング」のようなマイナス評価や、ネットを介しての口コミ・批判は瞬く間に広がり、簡単にイメージダウンを招いてしまう〔宿泊施設などではネット上のステルスマーケティングによる営業妨害が問題化している〕。観光立国を目指す日本国政府も、「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」(議長:安倍晋三首相)においてツーリストトラップの軽減が議論されている。〔 国土交通省観光庁〕 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツーリストトラップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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