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ティック・クアン・ドック(, 漢字: 釋廣德、1897年 - 1963年6月11日)は、ベトナムの僧侶である。 == 生涯 == 1963年6月11日、当時の南ベトナムのゴ・ディン・ジエム政権が行っていた仏教徒に対する高圧的な政策に抗議するため、サイゴン(現・ホーチミン市)のアメリカ大使館前で自らガソリンをかぶって焼身自殺した。 彼は支援者たちが拝跪する中、燃え上がる炎の中でも蓮華坐を続け、絶命するまでその姿を崩さなかった。その衝撃的な姿がカメラを通じて世界中に放映され、ベトナム国内だけでなく国際世論に大きな影響を与えることとなった。 ジエムの弟にして秘密警察長官であったゴ・ディン・ヌーの妻のマダム・ヌーは、アメリカのテレビインタビューでこの事件を「あんなのは単なる人間バーベキューよ」「反米運動にアメリカ製ガソリンを使うなんて矛盾してるわ」「今度同じ事をするならガソリンとマッチを進呈する」〔『ベトナム戦争』中公新書2001年 P.173 ISBN 978-4-12-101596-9〕と発言し、それが全世界に報道されたため、南ベトナム国内や米国だけでなく全世界の顰蹙を買い、国民のジエム政権への反発をいっそう高めた。同年11月には軍事クーデターが発生し、ジエムおよびヌーは決起部隊に殺害されたが、元凶であるマダム・ヌーは生き延びた。(事実上の国外追放。各国を転々とし、2011年にローマの病院で死去。2人の娘は姉が1964年に22歳、妹が2012年に52歳で共に自動車事故で亡くなっている。) リチャード・ニクソンは著作で、この事件を共産主義者のプロパガンダの一環に過ぎないと主張した。アメリカ人ジャーナリストのマルコム・ブラウンが撮影した報道写真は、1963年度の世界報道写真コンテストでグランプリを受賞した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ティック・クアン・ドック」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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