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ティピー(''Tipi'' または''Teepee'' )とは、アメリカインディアンのうち、おもに平原の部族が利用する移動用住居の一種である。、ティピ、ティーピーと表記されることもある。 == 概要 == もともとはスー族の言葉で、「住居(house)」の意味。正しい発音は「ティーピー(tee-pee)」である。これが「丸太小屋」なら「チャン・ティーピー(木の家)」、「教会、寺院」なら「ティーピー・ワカン(聖なる家)」となる。つまり本来は単なる「家」を現す言葉である。 ティーピーはスー族を始め、カナダ南部、北米平原部、北西部の、移動しながら狩りを行う文化を持つ部族の野営用の住居である。小さいものでは1~2人、大きいものでは数世帯が居住できる巨大なものもある。たいていの場合、入り口は太陽の昇る東向きに建てられる。テントと決定的に違うのは、中で火を焚くことが出来ることである。 天幕は折りたためば、座布団程度の大きさになり、また構造が簡単であるため、必要となる建材も極めて少なくて済む。サバイバルにおいては生活のために風雨を避けるシェルター(避難場所)が必要となるが、ティピーはその簡便性において理に適っており、アメリカ軍の軍事教練のうちサバイバルを扱ったマニュアルには、パラシュートの布と紐とを使ってこのティピーを作る方法も記載されている。 平原部族は一年中ティピーで暮らしていたわけではなく、夏の間ティピーを使って移動狩猟をおこない、平原が雪に覆われる冬の間は、「冬の村」(ウィグワムの集落)で生活していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ティピー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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