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ティルネッシュ・ディババ : ミニ英和和英辞書
ティルネッシュ・ディババ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ティルネッシュ・ディババ ( リダイレクト:ティルネシュ・ディババ ) : ウィキペディア日本語版
ティルネシュ・ディババ

ティルネシュ・ディババ(Tirunesh Dibaba、1985年10月1日 - )は、エチオピアの陸上競技選手である。5000mの世界記録保持者。ディババは、オリンピックで2個の金メダルを獲得しているデラルツ・ツルのいとこであり、姉のエジェガエフ・ディババアテネオリンピックの10000mの銀メダリスト、妹のゲンゼベ・ディババも陸上選手である。夫は北京オリンピック10000m銀メダリストのシレシ・シヒネである。ティルの愛称で親しまれている。
なお、彼女の名前は「ティルネシュ」が本人の名前、「ディババ」はいわゆる「姓(ファミリーネーム)」ではなく父親の名前(父称)である(人名#その他の文化圏における名前を参照)。そのため、本人を特定するという意味では「ティルネシュ」と略するのが正しいが、日本のマスメディアでは「ディババ」をファミリーネームのように扱って略称とすることが一般的であるため、以下の文中もそれに従う。
== 人物 ==
ディババは、14歳で陸上をはじめ、15歳のときに出場した2001年の世界クロスカントリーのジュニアで5位に入っている。
2003年に14分39秒94、2004年に14分30秒88のジュニア世界記録をマーク。
2003年の世界陸上5000mでは、スプリント勝負でマルタ・ドミンゲス(スペイン)とエディス・マサイ(ケニア)に競り勝ち金メダルを獲得。大会史上最年少(18歳90日)での個人種目金メダリストとなった。
2004年のアテネオリンピック5000mでは、先輩のメセレト・デファーイザベラ・オチチ(ケニア)に敗れたものの銅メダルを獲得。19歳での五輪メダル獲得はエチオピアの選手としては最年少であった。
2005年の世界クロスカントリー選手権にて、女子では1998年のソニア・オサリバン以来となるシニアロング・ショートの2冠を達成。同年、5kmロードで、ポーラ・ラドクリフが持っていた世界最高記録に並ぶ14分51秒をマーク。
その2005年の世界陸上5000mでは、猛烈な末足で先輩のベルハネ・アデレ(エチオピア)と姉のエジェガエフを下している。また10000mでも金メダルを獲得。世界陸上での5000m、10000mの両方で優勝した選手は男女を通じて彼女が初めてである。
2007年アメリカボストンで開かれたリーボック・ボストン室内5000mで、自身が樹立した記録を5秒以上短縮する14分27秒42の室内世界新で優勝。
2007年の世界陸上10000mは、腹痛を伴いさらに靴が脱げた選手に巻き込またことも原因で一時は集団から1人大きく引き離された。しかし終盤に集団に追いつき、最終的にはラスト1周のスパートで2連覇を果たした。驚異的なラストスパートもさることながら、勝負を諦めない粘り強さも光るレースであった。一方で上記の腹痛が原因で5000mは欠場し、3連覇ならびに2大会連続の長距離種目2冠はならなかった。
2008年6月6日、オスロGL5000mで14分11秒15の世界記録を達成した。
ディババの走りの特徴は、ファイナルラップまで先頭に出ないことと、ラストの400mのスプリントの強さがあげられる。2005年世界陸上の10000mのラスト400mは58秒33という猛烈なものであった。
2008年の北京オリンピックの10000mでは速いラップでエルバン・アベイレゲッセとレースを引っ張り、終盤はこの二人の一騎打ちとなったが、ラスト一周のスパートでアベイレゲッセを振り切り、王軍霞以来2人目となる29分台のオリンピック新記録(29分54秒66)で金メダルに輝いた。世界記録を持つ5000mも15分41秒40で制し、長距離種目の2冠を獲得した。
2008年10月、北京オリンピック男子10000m銀メダリストのシレシ・シヒネとの結婚式を盛大に行った。
結婚後もレース出場回数を落としているものの競技生活を続け、2012年のロンドンオリンピックの5000mでは3大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得し、10000mでは大会2連覇となる金メダルを獲得している。
2013年のモスクワ世界陸上10000mでは、新谷仁美のペースに他の選手と付いていき、ラスト1周の猛烈なスパートで2007年以来となる3回目の優勝を果たした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ティルネシュ・ディババ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tirunesh Dibaba 」があります。




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