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ティレル・003
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ティレル・003
ティレル・003は、ティレルが1971年のF1世界選手権参戦用に開発したF1マシン。設計はデレック・ガードナー、ジャッキー・スチュワートがドライブした。それは事実上、ティレル・001のノーズセクションを再設計し、ホイールベースを延長、モノコックを狭くしただけのものであった。ティレルは製造したシャシーに対して順に番号を付けたため、003は1台限りのものであった。フランソワ・セベールはティレル・002をドライブした。 ==コンセプト==
ティレル・チームのオーナー、ケン・ティレルはシーズンに使用したマーチシャシーの性能の低さに対し、自身でシャシーを設計し製造することを決心した。彼はデレック・ガードナーを採用し、自宅で秘密裏に設計を行わせた。その計画は「スペシャル・プロジェクト」を意味する「SP」のコードネームで呼ばれ、ティレルは22,000ポンド以上の自己資金をつぎ込んだ。完成したティレル・001はノンタイトル戦のオールトン・パークでデビューすることとなった。 シーズン終了後、ガードナーはシャシーのいくつかのセクションを再設計した。エアボックスを変更、ノーズ部分を改造し、ホイールベースを延長すると共にモノコックの幅を僅かに狭めた。再設計されたシャシーは002および003と名付けられ、シーズンに投入された。チームはまた、ダンロップのF1撤退を受けグッドイヤーにタイヤを変更した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ティレル・003」の詳細全文を読む
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