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ティレル・024 : ウィキペディア日本語版
ティレル・024

ティレル・024 (''Tyrrel 024'' ) は、ティレル1996年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。チーム4年目の片山右京と、2年目のミカ・サロがドライブした。
== 概要 ==
024は前年型の023に比べると大きく進歩したものの、ヤマハ・OX11Aエンジンが信頼性に欠け、片山はヨーロッパGPでの失格を挟んで8戦連続リタイアとなる。チームは翌シーズンからフォードエンジンの搭載を決定することとなる。
OX11Aはヤマハにとっての意欲作であり、超軽量・コンパクトなエンジンであった。ショートボア、ロングストロークで重量は105kgであったが、初年度は初期トラブルが多く、目立った結果を残すことはできなかった。ヤマハは翌年アロウズと組むこととなる。
第11戦ドイツGPが行われたホッケンハイムリンクでは、超高速サーキットでドラッグを少しでも減らそうという狙いから、幅の狭いフロントタイヤを後輪にも装着する「全輪フロントタイヤ」という奇策を試みた。しかし、グッドイヤータイヤ側から「フロントタイヤは駆動用に設計されていない」とクレームを付けられ、フリー走行後にFIAから禁止された。
サロはシーズンを通して3度ポイントを獲得した。一方の片山はノーポイントに終わり、翌シーズンはミナルディに移籍した。チームは結局5ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング8位でシーズンを終えた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ティレル・024」の詳細全文を読む




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