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ティンダ (、トゥイーンダ、Tynda) は、ロシア連邦アムール州北西部の都市である。 == 概要 == ティンダ(もしくはトィンダ)はアムール州北西部にある人口は4万人弱の都市である。シベリア開発のための開拓地を始まりとし、バム鉄道建設により発展した比較的新しい都市であり、アムール州と接するサハ共和国への陸路の玄関口。 スタノヴォイ山脈の広大なタイガの森の中に位置しており、全体が盆地状のなだらかな丘陵地となっている。平地は少ないため集合住宅などの家屋は坂に沿って建てられている。 木材資源に恵まれているため、この地域では林業も盛んに行われており、多くは中華人民共和国や朝鮮民主主義人民共和国から受け入れた労働者によって行われている。おもに原木のまま積出され、製材加工はあまり行われていない。 またこの街は東西に延びるバム鉄道と、シベリア鉄道から分岐する南からの支線(リトル・バム〔Little BAMの名称は以下による。バム鉄道(英語版)。室田武2006年「サハ共和国の天然資源・環境対策・企業活動・経済事情の現況──2005年8月の現地調査を中心にして── 」『ワールド・ワイド・ビジネス・レビュー』第7巻第2号。〕)の合流地点であり、すこし東側からは北へ延びるトンモートへの支線(アムール・ヤクーツク鉄道)もあり、それら4方向への起点として重要な役割を果たしている。車両基地や整備工場、保線基地、建設基地などの鉄道関連の職務に就く市民も多い。 シベリアの他の都市と同様、冬の寒さは厳しく、12月と1月は平均最低気温が氷点下30度を下回る一方、6月末から7月初めにかけては平均気温が25度ほどになり、30度を超えることも珍しくない。 歴史の浅い町であるため、観光地などはないが、ロシア正教の教会が近年立てられた。 またロシアの多くの都市がそうであるように新年のクリスマスイベントに向けて、雪像などが作られたり、街路樹にイルミネーションがともされたりしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ティンダ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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