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ティークリッパー : ミニ英和和英辞書
ティークリッパー[りっぱー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
リッパー : [りっぱー]
 (n) ripper, (n) ripper

ティークリッパー ( リダイレクト:クリッパー (船) ) : ウィキペディア日本語版
クリッパー (船)[りっぱー]

クリッパー(Clipper)とは、19世紀に発達した大型帆船のこと。快速帆船と訳されることもある。大部分はアメリカ合衆国イギリスの造船所で造られたが、フランスブラジルオランダなど他の国でも建造された。
積載量よりも速度を重視していたことから、一般的に全長に比して狭い船体と、多くのマストと帆を持っていた。多くはシップ帆装で多くの横帆を持ち、スピードを得るために広大な総帆面積を誇る。そういった外観から熱狂的なファンが多く、帆船模型では定番となっている。イギリスのカティーサークを始め、保存されている船も存在する。

== 概要 ==

クリッパーは1843年、好景気により急激に増える茶の需要に応じる形で、アジアからの輸送を迅速に行うために使用され始めたとされる。クリッパー需要は1848年カリフォルニア1851年にオーストラリアで金が発見されると加熱していくが、1869年大陸横断鉄道スエズ運河が完成すると急速に衰退していった。
イギリスで利用されたクリッパーは、輸送する荷物によりティークリッパー()、ウールクリッパー(羊毛)と呼ばれる。これらの輸送は通常18〜24ヶ月を要していたが、クリッパーの登場によって100〜120日前後での輸送が可能となった。こういった船の航海は商機を得るために植民地〜イギリス本国間で輸送競争(レース)となることがあり、後に「○○〜○○間を○日で到達」といった最速記録が伝説的に語り継がれることとなった。特にライバル関係にあったカティーサークとサーモピレーは有名で、1885年にはカティーサークがシドニーロンドン間を72日という最速記録を打ち立てている。
アメリカで利用されたクリッパーは、19世紀前半、東海岸からゴールドラッシュで賑わう西海岸へ人員や資材を、反対方向へを運ぶための船であり、南米ホーン岬回りやパナマ地峡経由の航路をいかに早く到達できるかが重要視された。
オランダで利用されたクリッパー(ダッチクリッパー''Dutch clipper'')は、ジャワ島からの茶の輸送と、郵便配達のために使用された。ただし、オランダで使用された「クリッパー」を名乗る帆船は100を超えるが、一般的であるシップ型ではないバーク型やスクーナー型などの帆装の船が半数含まれている〔1946年出版の''Anno Teenstra''「''De clippers''」によると帆装の内訳は、全122隻のうちシップ型は半数の61隻、バーク型が44隻、ブリッグ型が15隻、スクーナー型が2隻、バーケンティン型が1隻となっている。〕。オランダのクリッパーは他国と比較して長く、1873年まで建造されていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クリッパー (船)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Clipper 」があります。




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