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テオゴニア ( リダイレクト:神統記 ) : ウィキペディア日本語版
神統記[しんとうき]

神統記』(しんとうき、, テオゴニアー、)は、紀元前700年頃の古代ギリシアの詩人ヘーシオドス作の叙事詩である。ヘクサメトロス(長短短六脚韻)1022行からなる。冒頭の記述からヘーシオドスの処女作とされ、30代前半の作品と推定される。原題の「テオゴニアー」は「神々の誕生系譜」を意味する。
原初の混沌=カオスからの世界の創造、神々の系譜とその三代にわたる政権交代劇を描き、ギリシア神話の宇宙観の原典とされる。
特徴として、ゼウス政権の正統性、無謬性を強調する事(そのためティーターノマキアープロメーテウスの説話に若干矛盾が生じている)、女神ヘカテーを強く賛美している事などがある。
作品中には後世の挿入と見られる箇所もあり、965行から後を、元来は別の作品(『女傑伝』)であったと推定する研究者もいる。
== 神々の系譜 ==
作者はまず前置きとして詩神ムーサへの賛歌から始め、オリュンポスの諸神と歴史を語り起こす。そしてオリュンポスの始まりと神々の誕生、ウーラノス - クロノス - ゼウスの三代にわたる政権交代劇を説き起こす。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「神統記」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Theogony 」があります。




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