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テストゥド(羅:Testudo)とはローマ軍の歩兵戦術のひとつ。歩兵集団が密集した隊列で盾(スクトゥム)を前方、上方に掲げつつ対峙、移動する戦術。主に騎兵に対する防御あるいは攻城戦での突撃に用いられた。 == 隊列方法 == 『テストゥド』という言葉がラテン語で「亀」という意味である。その名の通り歩兵が互いに重なり合うほどに密集し、盾を掲げた姿は亀のようで、また行動も亀のようにゆっくりとしていた。テストゥドの形成方法は以下の通りである。 *最前列の兵士は前方、盾がすねから顔までの間の高さで盾を掲げ、前面を防御。状況によっては左右の最側面の兵士、最後方の兵士も同じように側面後方を防御する。 *それ以外の兵士は盾を上に掲げ兜で盾のバランスを取り、上方を防御。 この状態で敵の攻撃に対峙、あるいは防御しつつゆっくりと移動した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テストゥド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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