4……">
|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ フィン : [ふぃん] 【名詞】 1. fin 2. (n) fin ・ パラジウム : [ぱらじうむ] (n) palladium (Pd), (n) palladium (Pd)
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム()は、化学式 Pd4 で表される有機金属化合物である。化学式は Pd(PPh3)4としばしば略される。明るい黄色結晶であるが、空気に晒しておくと分解して灰色になる。 == 合成・構造・性質 == 塩化パラジウムなどの2価パラジウム塩から2段階で合成される〔D. R. Coulson, "Tetrakis(triphenylphosphine)palladium(0)", ''Inorg. Synth.'', 1972, ''13'', 121; 1990, ''28'', 107.〕〔日本化学会 編『実験化学講座』第5版、丸善、21巻、311ページ、2004年。〕。 :PdCl2 + 2 PPh3 → ''cis''-PdCl2(PPh3)2 :''cis''-PdCl2(PPh3)2 + 2 PPh3 + 2.5 N2H4 → Pd(PPh3)4 + 0.5 N2 + 2 N2H5+Cl- 2段階目の反応では、ヒドラジン以外の還元剤も用いることができる。 4つのリン原子がパラジウムを中心とした正四面体の頂点に存在する構造を取っている。この構造は18電子則に則った典型的な化合物である〔C. Elschenbroich, A. Salzer ”Organometallics : A Concise Introduction” (2nd Ed) (1992) from Wiley-VCH: Weinheim. ISBN 3-527-28165-7〕。類似する錯体である Ni(PPh3)4 や Pt(PPh3)4も知られている。このような錯体は、溶液中ではトリフェニルホスフィン(PPh3)が脱離し16電子となった M(PPh3)3 と平衡状態にある。Pd(PPh3)4 が関連する反応では、この平衡によって生成する Pd(PPh3)3(場合によっては Pd(PPh3)2)が真の活性種となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tetrakis(triphenylphosphine)palladium(0) 」があります。 スポンサード リンク
|