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テナガエビ(手長蝦)はテナガエビ科テナガエビ属 に分類されるエビの総称。熱帯・温帯の淡水域や汽水域に生息する大型のエビで、和名通り第2歩脚が長く発達する分類群である。日本ではその中の1種 に「テナガエビ」の和名が充てられるが、他にも多くの種類がある。 別義として、主としてイタリア料理などで用いられるアカザエビのことをテナガエビと呼称する場合もあるが、アカザエビは深海域に生息する種(ザリガニ下目に分類される)で完全に異なる。 == 特徴 == 熱帯から温帯に広く分布するが、熱帯ほど種類が多い。たとえば日本の九州以北では通常テナガエビ、ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビの3種しか見られないが、南西諸島では前述の3種を含めた15種が分布する。 体長は3cmほどのものから20cmほどのものまで種類によって差がある。成体は全身が緑褐色-灰褐色だが、若い個体は半透明の体に黒いしま模様があり、スジエビ類に似る。若いテナガエビとスジエビは目の後ろにある肝上棘(かんじょうきょく)の有無で区別でき、スジエビには肝上棘がない。 一番の特徴は和名通り長く発達した鋏脚だが、これは第1歩脚が大きいザリガニやカニなどと違って第2歩脚が大きくなったもので、よく見ると大きな鋏脚の内側にもう1対の小さな第1鋏脚がある。成体のオスの鋏脚は種類によっては体長よりも長いが、メスや若い個体は細く短い。この脚は餌をつかんだり、他の個体を排除するのに用いる。水底を歩く時には大小2対の鋏脚を前に突き出し、後ろの3対の歩脚で移動する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テナガエビ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Macrobrachium rosenbergii 」があります。 スポンサード リンク
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