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テナガコガネムシ : ミニ英和和英辞書
テナガコガネムシ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


テナガコガネムシ ( リダイレクト:テナガコガネ ) : ウィキペディア日本語版
テナガコガネ

テナガコガネとは、昆虫綱甲虫目コガネムシ科テナガコガネ亜科に属する昆虫の総称。雄成虫の前脚が非常に長いことが特徴。日本にはヤンバルテナガコガネが生息する。大型のコガネムシの仲間。
幼虫は生育に際し、広葉樹の老木の巨大な洞に溜まったフレーク状の腐植土を餌とするが、このような生育環境の成立・維持には大規模な原生林や他の動物の関与が必要となる。メスの産卵数も少ないうえ孵化率も低いため、原生的自然の破壊とともに本亜科全般が減少傾向にあり、日本だけではなく世界的にも保護されている。日本でもヤンバルテナガコガネは天然記念物に指定されており、採集飼育共に全面的に禁止されている。
3属10数種からなり、東アジア南部の台湾中国福建省あたりから、東南アジアにかけての低緯度地方が分布の中心である。
なお、高緯度地方で同様の樹洞性のニッチを持つコガネムシ科の昆虫に、ブナ林に生息するオオチャイロハナムグリなどが知られている。
日本では、ヤンバルテナガコガネとの競合・交雑の恐れがあるとして、2006年2月1日に一部が2006年7月18日にヤンバルテナガコガネを除く全種が特定外来生物に指定され、輸入禁止となった。
なお鳥取県国府町の中新世の地層からはイナバテナガコガネの化石も発見されている。
==下位分類==

===テナガコガネ属 ''Cheirotonus''===

*マクレイテナガコガネ ''Cheirotonus macleayi'' - マレー半島インド
*ヤンバルテナガコガネ ''Cheirotonus janbar'' - 沖縄本島
*ヤンソンテナガコガネ ''Cheirotonus jansoni'' - 中国ベトナム
*タイワンテナガコガネ ''Cheirotonus peracanus'' - 台湾
*マレーテナガコガネ ''Cheirotonus arnaudi'' - マレー半島
*バタレールテナガコガネ ''Cheitrotonus battareli'' - ベトナム
*ゲストロテナガコガネ ''Cheirotonus gestroi'' - ベトナムタイ
*パリーテナガコガネ ''Cheirotonus parryi''
*フジオカテナガコガネ ''Cheirotonus fuziokai''

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「テナガコガネ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Euchirinae 」があります。




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