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テネシー級戦艦 : ミニ英和和英辞書
テネシー級戦艦[てねしーきゅうせんかん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [きゅう]
  1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦艦 : [せんかん]
 【名詞】 1. battleship 
: [かん]
  1. (n,n-suf) warship 

テネシー級戦艦 : ウィキペディア日本語版
テネシー級戦艦[てねしーきゅうせんかん]

テネシー級戦艦(テネシーきゅうせんかん、Tennessee-class battleships)はアメリカ海軍超弩級戦艦の艦級で2隻が就役した。
== 概要 ==

アメリカ海軍の1915年度計画で2隻の建造が議会に認められた。
当時のアメリカ海軍における海軍の立案理論はアルフレッド・セイヤー・マハン少将に強く影響を受けており、敵艦艇を捜索する能力は二の次に考えられていた。そのため敵よりも強力な艦砲と強固な装甲を持つことが重要であると見なされていた。本級はその大艦巨砲主義を具現化した艦ともいえる。本級の基本設計は1913年頃から始められていたが、海軍内部での研究結果が未成熟なために「ペンシルヴァニア級」の改良型である戦艦を2隻建造する事とし、これが「ニュー・メキシコ級」である。そして1916年度海軍計画において「ニュー・メキシコ級」の設計実績にユトランド沖海戦の戦訓を取り入れて改設計された初のアメリカ戦艦として「テネシー」と「カリフォルニア」と名付けられて2隻が建造・就役した。
この時期、仮想敵国としてドイツ帝国海軍の戦艦の存在があり、高初速砲による長射程を持つドイツ式の大砲は脅威となり、アメリカ戦艦も対抗できる長射程の大砲と、高い耐久性を持つ防御様式の改良が推し進められた。本級以前の戦艦の主砲仰角は15度までしかなかったが、本級の14インチ砲においては倍の30度までの高い仰角を取ることができたため、その射程は10,000ヤード(9 km)ほど延伸した。防御面においては広範囲に及ぶ実験および試験の結果、本級の水線下の装甲はそれ以前の艦に比べ強固なものとなった。
また、上部構造物には就役時から射撃指揮装置が設置され、主砲及び副砲には火器管制システムが装備されていた。このため本級およびコロラド級の5隻は篭マストの頂上部の見張り所が大型化し、そこに設置された観測所からのデータを射撃方位盤で火器管制を行い、その特徴的なマスト形状は他国からの識別上の特徴であった。その後、アメリカ海軍では長距離射撃の結果を艦載機によって測定するようになったため、本級の「水平線を超えて」砲撃を行う能力は実用的な価値を持つことになった。このため、就役後に水上機を搭載して弾着観測を行えるようになった。しかし、遠距離砲撃時の主砲の散布界の悪さは変わらないうえ、ユトランド沖海戦以降は前級と変わらない水平防御の脆弱さも指摘されていた。
テネシー級はアメリカ海軍における「標準型戦艦」コンセプトの一部であった。その設計概念は、アメリカ海軍が低速部隊と高速部隊の包括的運用を可能とするための、重要なものであった。「標準型」の概念は長距離射撃、21ノットの速度、700ヤード(640m)の回転半径およびダメージ・コントロールの改善が含まれていた。この「標準型」にはネバダ級ペンシルベニア級ニューメキシコ級およびコロラド級が含まれた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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