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テムズ川(River Thames )は、南イングランドを流れる川であり、ロンドンを海とつないでいる。代表的なエスチュアリーの入り江をつくる河川である。 ルネサンス期にギリシャ語が語源であるという誤った認識が広まり、読み方を変えずにTemeseからThamesに名前が変更されている。 == 流域 == テムズ川は346kmの長さである。コッツウォルズの丘の近くのケンブル村に源泉がある。オックスフォード市の中を流れ、ウォーリングフォード、レディング、ヘンリー・オン・テムズ、マーロウ、メイデンヘッド、イートン、ウィンザー、そしてロンドンの順に流れていく。オックスフォード市の中では、テムズ川のラテン語名Thamesisを短くしたアイシス (Isis) と呼ばれている。 テムズ川はグロスターシャーに源泉があり、また流域で伝統的な郡の境界線として使われている。次の郡で境界線となっている。グロースターシャーとウィルトシャー、南岸のバークシャーと北岸のオックスフォードシャー、バークシャとバッキンガムシャー、バッキンガムシャとサリー、サリーとミドルセックス、エセックスとケントの6つの境界線である。現在でもテムズ川で行政区分を設定していることが多いが、以前より少なくなってきている。 大ロンドン市にたどり着くと、ハンプトン・コート、リッチモンド(Richmond)、サイオン・ハウス(Syon House)、キューの横を流れ、ロンドン市内を通過し、グリニッジ、ダートフォードを流れ、ノアと呼ばれている河口にたどり着く。ロンドンの西側の地区は時々テムズ・バレーと呼ばれており、東側の地区はテムズ・ゲートウェイと呼ばれている。この2つの呼び名は地区開発業者や政策文章によく登場する。 ロンドン市内よりさらに上流、河口から90kmの距離まで、北海の潮汐の影響を受ける。ロンドンはローマ帝国支配下の紀元前43年に満潮時に潮が達した地点に築かれたという逸話があるが、2000年ほどの時間の間にさらに上流まで遡るようになってしまっている。ロンドン市内では、水は海水と混ざり少し黒い色をしている。 テムズ川の主な支流は、ダレント川、レイベンズボーン川(またの名をデプトフォード・クリーク)、フリート川、ブレント川、リー川、ウェストボーン川、エフラ川、ケン川、モール川、ウェイ川、ロッドン川、ケネット川、テーム川、チャーウェル川、ウィンドラッシュ川、コール川、チャーン川、それにワンドル川である。 洪水を防ぐためにメイデンヘッドとウィンザーの間にジュビリー川という人工河川があり、テムズ川をつないでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テムズ川」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 River Thames 」があります。 スポンサード リンク
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