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テュエステース()は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してテュエステスとも表記される。 タンタロスの子ペロプスとヒッポダメイアの子で、アトレウス、ピッテウス、プレイステネース、アステュダメイア、ニーキッペー、リューシディケーと兄弟、また異母兄弟にクリューシッポスがいる。水のニュムペーとの間にアグラオス、カリレオーン、オルコメノスを〔アポロドーロス、摘要(E)2・13。〕、アトレウスの妻アーエロペーとの間にタンタロス、プレイステネースをもうけた。しかしプレイステネースはアトレウスの子供だったのを自分の子として育てたともいう〔ヒュギーヌス、88、244、246。〕。また自分の娘ペロピアとの間にアイギストスをもうけた〔ヒュギーヌス87、88、246。アポロドーロス、摘要(E)2・14も参照。〕。 テュエステースはミュケーナイの王位をめぐり、姦通と偽誓によって兄であるアトレウスを陥れようとし、アトレウスのおぞましい報復を受けたことで知られる。この悲劇はペロプスがミュルティロスを殺したことに起因する呪いが原因であるなどといわれ、タンタロスの家系にたび重なる悲劇の中核をなしている。 == 神話 == ===クリューシッポスの殺害=== テーバイを追われたラーイオスはペロプスのもとに亡命したが、後にクリューシッポスを誘拐しようとした。しかしテュエステースとアトレウスに連れ戻されたとき、母のヒッポダメイアはペロプスが継子のクリューシッポスに王位を継がせることを恐れ、テュエステースとアトレウスにクリューシッポスを殺すよう説得した。しかし2人が拒んだのでヒッポダメイアは自らクリューシッポスを殺害し、犯行をラーイオスに見せかけようとした〔プルタルコス『モラリア』313e。〕。しかし犯行が露見し、ヒッポダメイアはペロプスに追放され、アルゴスのミデアに亡命した〔パウサニアス、6巻20・7。自殺したともいわれる。〕。しかしテュエステースとアトレウスが殺したともいわれる〔ヒュギーヌス、85。〕。 ミュケーナイの王ステネロスはアムピトリュオーンの追放後、ミュケーナイとティーリュンスを支配し、テュエステースとアトレウスを招いてミデアを支配させた〔アポロドーロス、2巻4・6。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テュエステース」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thyestes 」があります。 スポンサード リンク
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