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遠隔病理診断(えんかくびょうりしんだん、英語:telepathology、テレパソロジー)とは、特殊な顕微鏡を用い、病理医等が通信回線を介して病理標本を観察し病理診断を行うこと。多くの場合術中迅速病理診断のこと。病理診断が必要であるが、病理医がいない場合に行われる。遠隔医療・遠隔診断の一種。 == 解説 == テレパソロジーと表現するときは他医療機関で行う術中迅速病理診断を指すことが多い。術中迅速病理診断は手術中に迅速病理標本を作製し、送受信機を用いて遠隔地にある医療機関に依頼して病理診断を行うこと。病理組織像の観察は特殊な顕微鏡で撮った病理標本画像で行う。保険診療の場合は「テレパソロジーによる術中迅速病理標本作製料の施設基準」で送信側、受診側の施設基準が定められている。また送信側受診側双方が地方社会保険事務局長に届出る必要がある。 *テレパソロジーによる術中迅速病理組織標本作製を行う保険医療機関機関の届出は送信側は平成23年 74(1)、平成24年 82(0)、平成25年 81(0)、平成26年 88(0)は増加傾向にある。受信側は平成23年 34(0)、平成24年 41(0)、平成25年 42(0)、平成26年 49(0)に止まっている(カッコ内は診療所数)。連携病理診断と同様、受信側の増加のためには病理診断科診療所を含む病理診断体制が整う必要があるといえる。 日本医師会は会員向け記事である医の倫理の基礎知識「遠隔医療 」において、遠隔医療を「専門医師が他の医師の診療を支援するDoctor to Doctor (DtoD)と医師が遠隔地の患者を診療するDoctor to Patient (DtoP)」に分けて論じた。他の医療機関等の専門医に病理標本データを送信して診断を依頼する遠隔術中迅速病理診断はDtoD型遠隔医療として、その運用条件7項目が提示された。 *デジタルパソロジーはガラス標本をデジタル撮影して行う病理診断や(希少がん等)病理診断支援のこと。遠隔病理診断(テレパソロジー)はデジタルパソロジーに含まれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遠隔病理診断」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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