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テンジクダイ科(Apogonidae)は、スズキ目スズキ亜目に所属する魚類の分類群の一つ。2亜科23属で構成され、テンジクダイ・ネンブツダイなど沿岸付近に生息する海水魚を中心に273種が含まれる。 == 概要 == テンジクダイ科には273種が記載され、79科を擁するスズキ亜目の中でハタ科に次いで2番目に大きい科となっており、270種を含むニベ科がこれに続く〔。太平洋・インド洋・大西洋など世界中の温暖な海に分布し、沿岸域の岩礁やサンゴ礁で暮らす仲間が多い。テンジクダイ属の一部が淡水・汽水域に進出するほか、''Glossamia'' 属の9種はニューギニア島・オーストラリアに分布する純粋な淡水魚である。日本近海には、少なくとも15属86種が分布するとみられる〔『日本の海水魚』 pp.288-307〕。 最大体長は20cmほどで、多くは10cm未満の小型魚類である。日本で底引き網によって漁獲されるテンジクダイ ''Apogon lineatus'' (Indian perch) やマトイシモチ ''A. carinatus'' (Ocellate cardinalfish) など〔一部の種類を除き、食用として利用されることは少ない。マンジュウイシモチ ''Sphaeramia nematoptera''、イトヒキテンジクダイ ''Zoramia leptacantha'' など、特徴的な体型・体色により観賞魚として知られる仲間もあるが、そのほとんどが、知られておらず地味な存在である。日本人の釣り人にとって馴染み深いネンブツダイはこの種に入る。 ほとんどの種類は夜行性である。親魚が受精卵を孵化するまで口にくわえて保護する、いわゆるマウスブルーダーの魚類が多い。卵の保護は雄が行うことが多いが、種類によっては雌が担当する場合もあると推測されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テンジクダイ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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