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ディオーネ : ミニ英和和英辞書
ディオーネ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ディオーネ ( リダイレクト:ディオーネー ) : ウィキペディア日本語版
ディオーネー[ちょうおん]

ディオーネー()は、ギリシア神話に登場する女神である。長母音を省略してディオネとも表記される。主に、
* ティーターン神族の1柱
* アトラースの娘
の2柱が知られている。ディオーネーという名前は明らかに印欧語に由来し、ゼウスの女性形であるため、古くは天空の女神であったと推測される。以下に説明する。
== ティーターン神族の1柱 ==
このディオーネーは、ウーラノスガイアの娘で、ティーターンの一柱である〔アポロドーロス、1巻1・3。〕。一説によるとティーターンは14人おり、ディオーネーはポルキュースとともにティーターンに加えられている〔オルペウス教断片、114。〕。しかしオーケアノスの娘とも〔ヘーシオドス、353。〕、ネーレウスの娘ともいわれ〔アポロドーロス、1巻2・7。〕、ゼウスとの間にアプロディーテーをもうけたとされる〔『イーリアス』5巻。アポロドーロス、1巻3・1。ヒュギーヌス、序文。〕。
神話によるとディオーネーはレアーテミスアムピトリーテーとともにレートーアポローン出産に立ち会った〔『ホメーロス風讃歌』第3歌94(「アポローン讃歌」)。〕。またトロイア戦争で娘のアプロディーテーがディオメーデースに傷つけられたとき、ディオーネーはアプロディーテーをなぐさめ、アレースアローアダイに苦しめられた話や、ヘーラーハーデースヘーラクレースに傷つけられた話を語った〔『イーリアス』5巻。〕。
エーペイロスドードーナ神託所では、ディオーネーはゼウスとともに祭祀され、ディオーネーの女祭司たちとゼウスの祭司たちが神託を司った。ここにはゼウスに捧げられた1本の樫があり、ディオーネーの女祭司は樫の葉が揺れるのを見て神託を下したとされる。ちなみにドードーナの神託の記述はすでに『オデュッセイア』に見られる〔『オデュッセイア』14巻、19巻。〕。またドードーナの発掘によって人々がディオーネーとゼウスへの質問を片に刻んで神託を伺ったことも判明している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ディオーネー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dione (Titaness) 」があります。




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