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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ディオーネー()は、ギリシア神話に登場する女神である。長母音を省略してディオネとも表記される。主に、 * ティーターン神族の1柱 * アトラースの娘 の2柱が知られている。ディオーネーという名前は明らかに印欧語に由来し、ゼウスの女性形であるため、古くは天空の女神であったと推測される。以下に説明する。 == ティーターン神族の1柱 == このディオーネーは、ウーラノスとガイアの娘で、ティーターンの一柱である〔アポロドーロス、1巻1・3。〕。一説によるとティーターンは14人おり、ディオーネーはポルキュースとともにティーターンに加えられている〔オルペウス教断片、114。〕。しかしオーケアノスの娘とも〔ヘーシオドス、353。〕、ネーレウスの娘ともいわれ〔アポロドーロス、1巻2・7。〕、ゼウスとの間にアプロディーテーをもうけたとされる〔『イーリアス』5巻。アポロドーロス、1巻3・1。ヒュギーヌス、序文。〕。 神話によるとディオーネーはレアー、テミス、アムピトリーテーとともにレートーのアポローン出産に立ち会った〔『ホメーロス風讃歌』第3歌94(「アポローン讃歌」)。〕。またトロイア戦争で娘のアプロディーテーがディオメーデースに傷つけられたとき、ディオーネーはアプロディーテーをなぐさめ、アレースがアローアダイに苦しめられた話や、ヘーラーやハーデースがヘーラクレースに傷つけられた話を語った〔『イーリアス』5巻。〕。 エーペイロスのドードーナの神託所では、ディオーネーはゼウスとともに祭祀され、ディオーネーの女祭司たちとゼウスの祭司たちが神託を司った。ここにはゼウスに捧げられた1本の樫があり、ディオーネーの女祭司は樫の葉が揺れるのを見て神託を下したとされる。ちなみにドードーナの神託の記述はすでに『オデュッセイア』に見られる〔『オデュッセイア』14巻、19巻。〕。またドードーナの発掘によって人々がディオーネーとゼウスへの質問を鉛片に刻んで神託を伺ったことも判明している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディオーネー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dione (Titaness) 」があります。 スポンサード リンク
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