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ディキル(、)はジブチ南部、ディキル州の都市〔Dikhil-Islamic finder ,2012年3月12日閲覧。〕。映画『猿の惑星』のロケに使われたアッベ湖からみて東側にあたる。首都のジブチ市とは国道で結ばれている。 2012年現在の推計人口は20,908人〔,2012年3月12日閲覧。〕。ディキルはDikil、Dikkilとも綴られる。 == 歴史 == アディスアベバ生まれのイギリス人探検家・紀行作家のウィルフレッド・セシジャー(Wilfred Thesiger)が1934年にディキルを訪れた際、フランス人入植者によって建設された「最も堅固な要塞」に驚かされたと述べている。この要塞はセシジャーの言によれば、20フィートの高さを持つ銃眼を設けられた壁を持ち、上部には鋭利なガラス片と有刺鉄線が設置されていた。また、二つの監視塔が設けられていた。訪問の際、現地の守備隊が現地から経済的支援のみを受けており、軍事的・人員的援助を受けていないことから、セシジャーはこの砦がかつてはフランス人ではなく現地人によって使われていたと考えていた。〔Wilfred Thesiger, ''The Danakil Diary: Journeys through Abyssinia, 1930-4'' (Hammersmith: Flamingo, 1996), p. 184.〕 1977年から1978年にかけてのオガデン戦争の結果、約8,000人に及ぶソマリ族のイッサ支族が隣国のエチオピアから流出し、近接するアリ・サビエとともにこれを受け入れ、難民キャンプを建設した〔Jeff Crisp, "The Politics of Repatriation: Ethiopian Refugees in Djibouti, 1977-83", ''Review of African Political Economy, No. 30, Conflict in the Horn of Africa'' , (September, 1984), p. 74〕。 ジブチ内戦後の1994年に設置されたアルタ州に属していたが、2003年にディキル州がアルタ州から分割された際にその州都となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディキル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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