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ディジュリドゥ(Didgeridoo, Didjeridu)とは、オーストラリア大陸の先住民アボリジニの金管楽器である。木製ではあるが発音原理から木管ではなく金管楽器に分類される。 == 製法・構造 == シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られる。複雑多岐に渡る演奏方法・使用目的がある。その名を出したり、楽器を見ることさえ禁じられている、特殊な儀礼に使われる特殊なディジュリドゥもある。 原材料のユーカリには数百種があり、その中でもシロアリが好んで食べるものは特定の数種に限られる。通常は自然の状態でシロアリに食べられたユーカリから作られる。アリの巣そのものにユーカリの木を刺し込んだり、少し穴の開いた木にシロアリを入れて口を塞いで強制的に食べさせるといった製法も存在している。 太さ、管の内径、長さなどは不定で、部族やクラン(言語グループ)によってその形状と音色は異なっている。長さは80cmから2mを超えるものまで幅広い。表面はウレタン樹脂などでコーティングしただけの木肌ままのものや、塗装が施されているものもある。吹き口は幹の細い方を蜜蝋で加工して作る。 音を出す方法は、管の一端に口を当てて唇の振動などを利用するもので、金管楽器のトロンボーン、チューバ等にも似るが、その複雑な演奏方法は他に類を見ない。通常、循環呼吸が使われる。 現在では原材料も多種多様となり、竹、チーク、リュウゼツラン、PVC、FRPといったものも販売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディジュリドゥ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Didgeridoo 」があります。 スポンサード リンク
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