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デナリウス(denarius)は古代ローマの小額の銀貨で、紀元前211年から造幣された。広く流通した硬貨だが徐々にその品質が低下していき、最終的にアントニニアヌス銀貨に置き換えられた。その名称はラテン語の ''dēnī'' に由来し「10倍」を意味する。当初、1デナリウスはその名の通り10アスに相当した。また、ディナールの語源とも言われている。 文語訳聖書、口語訳聖書、新改訳聖書、新世界訳聖書ではデナリ、新共同訳聖書ではデナリオンと表記される。 == 歴史 == デナリウスは共和政ローマ時代の紀元前211年ごろ、第二次ポエニ戦争の最中に造幣され始めた。当初の重さは平均で4.5グラム、当時の単位でいうと1⁄72ローマンポンドである。しばらくの間はその重さで造幣されていたが、紀元前2世紀末には3.9グラム(理論上は1⁄84ローマンポンド)まで質が悪化した。ネロ帝のころまでこの重さを維持していたが、ネロ帝により3.4グラム(1⁄96ローマンポンド)に減らされた。3世紀末ごろには3グラム程度にまで質が低下していった〔Ancient coin collection 3Wayne G Sayles Pg 21-22 〕。当初、その価値はその名の通り10アスとされていた。紀元前141年ごろ、アスの重さを減らしたことを反映して16アス相当に変更された。デナリウスは3世紀中ごろにアントニニアヌスに取って代わられるまで帝国の主要な硬貨として使われ続けた。デナリウス貨は最終的には青銅貨として造幣されたと見られ、270年から275年にアウレリアヌスが造幣させたものと、ディオクレティアヌスの治世の最初の年に造幣したのが最後と言われている〔article 'Denarius' in A Dictionary of Ancient Roman Coins by John R. Melville-Jones (1990)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デナリウス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Denarius 」があります。 スポンサード リンク
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