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ディフェンシン
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ディフェンシン
ディフェンシンは、脊椎動物および無脊椎動物双方に見出される正電荷を持ったタンパク質(オリゴペプチド)である。ディフェンシンは、真正細菌(バクテリア)・真菌類・ウイルス・ウイロイドに対して活性を持つ抗微生物ペプチドである。18から45アミノ酸からなり、6個(脊椎動物)から8個の保存されたシステイン残基を含む。好中球などの免疫系の細胞やほとんどの上皮細胞は、細胞に取り込んだバクテリアなどの異物を不活性化するためにディフェンシンを内部に持っている。大部分のディフェンシンは、微生物の細胞膜と結合することによって機能し、いったん結合が起きると重要なイオンと栄養分が流出する孔のような膜の欠損を作る。 == 種類 == ディフェンシン生産の元となる遺伝子群は、非常に多型性を持つ。しかし、ある面は保存されている。たとえば、β-ディフェンシンは、サイズが小さく、正電荷の密度が高く、6システイン残基のモチーフを持つという特徴がある。通常、2つのエクソンを持つ遺伝子によってコードされており、第1のエクソンは疎水性リーダー配列をコードしており、第2のエクソンはシステインのモチーフを含むペプチドをコードしている。 哺乳類のディフェンシンは、α-ディフェンシン、β-ディフェンシン、θ-ディフェンシンという3つの主要な形が知られている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディフェンシン」の詳細全文を読む
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