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ディアルムド・ウア・ドゥヴネ(Diarmuid Ua Duibhne)はケルト神話の登場人物。フィン物語群で語られるフィアナ騎士団の一員。ドゥンの息子。若さの神、妖精王オェングス、海神マナナン・マクリルを育ての親に持つ。ディルムッド・オディナ(オディナは「愛の印」の意)、ダーマッド、ディアミッド・オダイナなどとも呼ばれ表記される〔ローズマリー・サトクリフ『黄金の騎士フィン・マックール』ぽるぷ出版、2003年、pp207-249「ディアミッドとグラーニア」、pp259-279「ディアミッドの死」。〕〔ベルンハルト・マイヤー『ケルト事典』創元社、2001年、p83、pp149-150。〕〔プロインシァス・マッカーナ『ケルト神話』青土社、1991年、pp224-229。〕〔ヤン・ブレキリアン『ケルト神話の世界』中央公論社、1998年、pp115-117、pp395-404。〕〔井村君江『ケルトの神話』ちくま文庫、1990年、pp248-258。〕。 ディルムッドは優れた戦士で、美しい容姿である上に、女性を虜にしてしまう魔法の黒子を、妖精によって額(または頬)に付けられていた〔〔。ディルムッドは二本の槍と二本の剣を持っていた。それぞれ、ゲイ・ジャルグ(''Gae Dearg'' 赤槍)とゲイ・ボー(''Gae Buidhe'' 黄槍)、モラルタ(''Mor-alltach'' 大なる激情)とベガルタ(''Beag-alltach'' 小なる激情)という。 フィアナ騎士団の英雄フィン・マックールの3番目の妻となるはずだった婚約者グラーニアは、ディルムッドと恋に落ち、ディルムッドは彼女を連れて逃避行をする。フィンは最も信頼していた部下の不義に遭い怒り狂うが、数年の放浪の後、ディルムッドは不義を許され、館を構えグラーニアと正式に結婚し、4人の息子に恵まれる〔〔。 ディルムッドはベン・ブルベン(''Beinn Gulbain'')の山での狩で、妻の忠告を聞きいれずにゲイ・ジャルグとモラルタではなく、ゲイ・ボーとベガルタを持ち、犬のマック・アン・フィル(''Mac an Chuill'')を連れて行くが、異父弟の化身である耳と尾のない大きな魔猪に瀕死の重傷を負わされてしまう〔〔。居合わせたフィン・マックールは、すくった水で傷を治すことのできる癒しの手をもっており、ディルムッドと彼の親友であるフィンの孫オスカに救命を懇願されるが、グラーニアについての恨みから、泉からすくった水をディルムッドのもとに運ぶまでに2度もこぼし、3度目になって、ようやくたどり着いた時には既にディルムッドは事切れていた〔〔。 ディルムッドとグラーニアの物語にある「若い男、若い女と壮年の男との三角関係」というテーマは、他のケルト神話のエピソードにも登場していて、このテーマは、アルスター物語群のノイシュとデアドラとコノール・マクネッサの物語にも見られる。 == 脚注 == == 登場作品 == *「Fate/Zero」 - ランサーのサーヴァントとして召喚される。 ているむつと 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディルムッド・オディナ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Diarmuid Ua Duibhne 」があります。 スポンサード リンク
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