|
DIGA
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
DIGA(ディーガ)とは、パナソニックが発売しているDVDレコーダー、BDレコーダーのブランドで同社の登録商標(日本第3218180号の2)である。 == 概要 == 「DIGA」は「DVD」のD、「GIGA」(ギガ)のIGAを組み合わせた造語である。 かつてはDVD-RAMの録画・再生のみに対応していたが、2005年春発売モデル以降DVD-RWの録画(DVDビデオ方式のみ)/再生、+R、+RWの再生にも対応するようになった。さらに、2006年秋モデル以降はDVD-RWのVRモード録画にも対応した。松下がDVD-RWの全面開放に向かった背景には「御三家」のひとつで-RW陣営の筆頭格だったパイオニアが不採算のため自社での開発中止に追い込まれ、松下との提携を模索していたことがあげられる(シャープとの資本提携で同社からOEM供給を受けることになり、結局破談に終わった)。なおCPRM対応DVD-Rは2005年夏モデルから、DVD-R DLは同年秋モデルからの対応である。 また、2006年発売のDMR-BW200や2007年以降発売のi.LINK(TS)端子搭載モデルでは2008年から発売が開始されたHDD搭載ビエラと接続しダビング/ムーブすることが可能。 インターフェイスやリモコンはVHSを踏襲している。本体が持つボタン数は他社と比べ少なく、リモコンも「ボタンすっきりかんたんくるくるリモコン」と称している通りボタン数が少ない。また2006年モデルまではHDD容量が当時の最高級機種DMR-XW50/BW200でも500GBと他社の製品に比べて控えめだったが、2007年に1TB(1000GB)のモデル(DMR-XW51/BW900)も発売された。 待機電力が高くなるが、電源を入れてから1秒で録画などを開始できる設定にすることも可能である。これは、当時世界最速の起動時間だった。さらに2005年春モデルでは4.7GBディスクに4時間録画可能な「LPモード」の画質を大幅に向上させた(この録画機能を松下はカタログなどで「高解像度LPモード(フルD1)」と称している)。 近年では「DIMORA(ディモーラ)」と称した、インターネット上からの予約録画などを行える機能を装備している(ブロードバンド環境必須。要会員登録。)。2008年3月31日まで一部サービスが有料だったが、リニューアルにより4月1日にすべてのサービスが無料になった。しかし2011年7月から自動録画予約の結果表示やHDDの残量通知及び予約重複通知など、PCや携帯へのメール通知サービスが有料になった。尚、新しいDIGAのBZTシリーズ(及びBWT500、BRT300)以降のDIGAでは、有料のMEMORA(ミモーラ)サービスを通し、PCや携帯、スマホ及び iPad から 録画済みシーンの再生操作を行うことも可能になった。 2011年以降モデルはシングルチューナーモデル(BRT/BRシリーズ)の一部を除きUSB-HDD接続と「BDXL(100GBブルーレイディスク)録再」に対応〔100GBブルーレイディスクはBDXL規格非対応のBDレコーダー及びプレーヤー(パナソニックの場合はディーガ及び据置型BDプレーヤー2010年以前モデル)では再生不可。さらにパナソニック製ポータブルBDプレーヤー(地デジチューナー付きモデルDMP-BV100/200/300と再生専用モデルDMP-B100/200)も全機種100GBブルーレイディスク再生不可(BDXL規格非対応)。〕。本体HDD容量がいっぱいになっても繋いだ外付USB-HDDへの録画と(USB-HDDから)BD/DVDへのダビングが出来、加えて従来型ブルーレイディスクから大容量の100GBブルーレイディスクへもダビング出来るよう「BDからHDDへの書き戻し(ムーブバック)」機能も追加されている〔但しBD/DVDからHDDへの書き戻しは本体HDDにのみ可でUSB-HDDへは書き戻し不可。〕〔USB-HDDは登録した機種以外の他機器(他の部屋にある同一メーカー・同一品番機種を含む)では使用不可=USB-HDDで録画した番組の再生・ダビングは繋いでいる録画元機器のみでしか出来ず、他の部屋にある同一メーカー・同一品番機種を含む他機器では再生・ダビング不可(他機器へ繋ぎ替えると初期化が必要となり、以前繋いでいた機器で録画した番組データは全て消去される)。なおUSB-HDDは接続した機器のUSB端子より電源供給を受ける「パッシブ型」とUSB-HDD自体に電源ケーブルが付いた「セルフパワー型」の2種類がある(パナソニック製DY-HD500はパッシブ型)。〕〔パナソニック製「スカパー!プレミアムサービスチューナー」もUSB-HDD接続に対応しているが、ビエラやディーガとは異なり「セルフパワー型」のみ接続可(パッシブ型のパナソニック製「DY-HD500」はスカパー!プレミアムサービスチューナーとの組み合わせ不可)。なおスカパー!プレミアムサービスチューナーとディーガ2011年以降モデルをLAN接続すれば、「スカパー!プレミアムサービスリンク」機能によりスカパー各番組をハイビジョン画質で録画可能(ディーガ側で行う予約操作の一部はスカパーチューナー側で代行。録画途中で映像・音声が途切れないよう有線LANによる接続を推奨。ディーガ2010年以前モデルと組み合わせる場合はアナログ接続のみ可能で標準画質での録画となり、録画モード選択・録画予約操作はスカパーチューナー側・ディーガ側でそれぞれ個別に行う必要がある。なおスカパー!プレミアムサービスチューナーはS端子・D端子いずれも非搭載のため、アナログ映像接続はコンポジットのみ)。〕。また2011年以降モデルは「別売り簡単リモコンDY-RM10」にも対応しており(付属モデルもあり)、このリモコンを用いれば(付属リモコン使用時とは異なる画面表示となるため)再生時に自分専用の録画番組のみを表示出来、他人が録画した番組の誤消去を防げるようになっている〔ディーガ各機器の付属リモコン・簡単リモコン「DY-RM10」相互間クロス操作は「再生(早送り・巻き戻し・停止を含む)」・「放送・チャンネル切替」・「電源入/切」のみ可(待機電力を通常より大幅に減らす「エコ待機・節電待機」機能はディーガ各機器の本体や付属リモコンで電源を切る場合のみ使用可能なので、DY-RM10のボタンで電源を切る場合は「エコ待機・節電待機」モードにならない。また「エコ待機・節電待機」モードで電源を切った場合は次回の起動に約1〜2分を要し、かつ電源切時における「お部屋ジャンプリンク」と「ドアホン画面録画」機能使用不可)。再生・ダビング時においては、DY-RM10を用いて予約録画した番組はディーガ各機器の付属リモコンでは呼び出せない(ディーガ各機器の付属リモコンを用いて予約録画した番組もDY-RM10では呼び出し不可。またDY-RM10を用いて録画予約する場合の録画モードは「DR=高画質」と「HZ又はHB=長時間」のみ選択可)。なお2013年には後継モデルとして(DMR-BRT260などの普及モデル用リモコンと同機能の)「DY-RM20」が発売され、こちらはディーガ各機器の付属リモコン同様に全ての操作が可能(DY-RM10は2011年以降モデルのみ操作可能だが、後継のDY-RM20は2010年以前モデルも操作可)。〕。 さらにビエラ各機器の付属リモコン及び(パナソニック以外の他社製機器も操作可能な)汎用リモコン「RP-RM202」でもディーガを操作可能(但し基本操作のみで予約などの特殊操作には非対応。またRP-RM202でディーガを操作する場合は予め操作機器を「DVD」に切り替えておく必要がある)〔RP-RM202の場合、パナソニック製ビエラ・ディーガ・(ポータブル型を含む)BD/DVDプレーヤー最新モデルを操作する場合はメーカー設定不要で(工場出荷時の「パナソニック新1」のまま)電池を入れればすぐ使用可能(但し同じパナソニック製品でも旧モデルを操作する場合は「パナソニック新1」以外のモードへ切り替えないと動作しない場合あり)。放送&操作機器切替ボタンには点滅機能を搭載(放送切替ボタンはメーカー設定をデジタルチューナー内蔵TVモードに合わせた場合に限り数字ボタンを押した場合でも点滅)。「テレビ」に切り替えるとビエラなどのTV受像機操作モードに、「ケーブル」に切り替えるとCATV用STB操作モードになる。さらに「シフトキー」機能も搭載しており、本体裏の電池蓋に書かれている方法によるシフトキー機能を用いれば(ビエラ&ディーガの)色ボタン機能も本機(RP-RM202)で操作可能。なおディーガ側リモコンモードを「1」以外の番号に変更した場合は(リモコンモードを「1」に設定した場合にのみ対応する)汎用リモコンでのディーガ操作不可。加えて(RP-RM202による)従来型ビデオデッキ・テレビデオ(DVDプレーヤー付テレビ・BD/DVDレコーダー付テレビを含む)の操作はパナソニック製品も含め全機種非対応。〕。 アナログAV入出力端子は2012年春モデルより全機種S端子とD端子を全廃しコンポジット映像端子のみ搭載。HDMI搭載テレビにする必要は無いがシングルチューナー普及モデル「BRTシリーズ」はコンポジットアナログAV端子が出力のみとなり、ビデオデッキなど外部アナログAV機器からのダビングは不可となった。そのため必要な場合は注意が必要である。 2013年以降モデルはアナログAV出力端子を全廃し、TV受像機とはHDMIケーブルでしか繋げなくなった〔量販店兼用モデルは全機種HDMIケーブル別売り。パナソニックショップ限定モデル(DMR-BWT555)はHDMIケーブル付属。〕。このためビエラ2005年以前モデル(LX500・PX50・LX50・LD60シリーズ以前、及びブラウン管D65シリーズ以前のビエラリンク=HDMI端子非搭載機種)との組み合わせ不可(従来型アナログTV受像機における外付デジタルチューナーとしての使用も不可)。さらに(登場当初はほぼ全機種に搭載されていた)光デジタル出力端子は現在トリプルチューナーの「BZT」シリーズと(トリプルチューナーに加え)チャンネル録画機能搭載の「BXT」シリーズのみへの搭載となり、Wチューナーの「BWT」シリーズとシングルチューナーの「BRT/BR」シリーズは光デジタル出力端子を廃止した(2011年発売の「DMR-BWT510」と「DMR-BRT300」がWチューナー及びシングルチューナーディーガの光デジタル出力端子搭載最終モデル)〔最上位モデルのDMR-BZT9600/9300は(光デジタル出力端子に加え)同軸デジタル出力端子も併載。〕。 なおパナソニックではディーガ専用レンズクリーナー「RP-CL720A」を発売。他のBD/DVD用レンズクリーナーを使うとディーガが認識せずエラー表示が出る可能性があるので、ディーガのレンズクリーニングにはパナソニック純正「RP-CL720A」の使用が推奨されている〔但し「RP-CL720A」はディーガ以外の機種で使う事を想定した設計・構造ではないため、ディーガ以外の機種では(パナソニック製BD/DVDプレーヤー全機種&BDレコーダー初期モデル「DMR-E700BD」を含め)使用不可(ディーガ以外の機種でRP-CL720Aを使うと機器の故障・ディスク取り出し不能などのトラブルを招く恐れがある)。〕。 また日立製作所のBD/DVDレコーダー自社生産撤退に伴い、(日立の子会社)日立リビングサプライへディーガのOEM品がしばらく(日立系列店「日立チェーンストール」限定モデルとして)供給されていたが、2012年モデル「DVL-BRT12(DMR-BWT520のOEM品)」を最後に(日立リビングサプライへの)ディーガOEM品供給は終了。2013年以降は(日立のHDMI連動機能「Woooリンク」がビエラリンクと同一規格である事から)本家である「ディーガ」が日立チェーンストールへも供給されている〔但しSPS限定モデルは(当該日立チェーンストールがパナソニックショップへ鞍替えして「スーパーパナソニックショップ」へ認定されない限り)日立チェーンストールへ供給されない(日立チェーンストールへ配付されるディーガカタログは量販店用)。また日立チェーンストールでは関連会社「日立マクセル」が製造しているiVDR録再対応BDレコーダー「アイヴィブルー」も販売しているが、iVDR対応製品を製造している国内メーカーは現在日立のみで、パナソニックの「ビエラ」や「ディーガ」は全機種iVDR録再非対応(日立「Wooo」のみで録再可)。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「DIGA」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|