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デイナ・スコット
デイナ・スチュアート・スコット (''Dana Stewart Scott'', 1932年- ) はアメリカの計算機科学者、数学者、論理学者。数学的に難しい問題についての素養に基づき、非形式的だが厳格な方法で計算機科学・論理学・哲学にまたがる領域の根本的概念を明確化させてきた。オートマトン理論についての業績により1976年にチューリング賞を受賞。1970年代にはクリストファー・ストレイチーと共同でプログラム意味論への新たなアプローチを基礎付けた。様相論理、位相幾何学、圏論などでも業績を残している。 2012年現在は、カーネギーメロン大学で計算機科学と哲学と数理論理学の名誉教授を務めている。事実上引退しており、カリフォルニア州バークレー在住。2005年に創刊した学術誌 ''Logical Methods in Computer Science'' の編集長を務めている。 == 学生時代まで == 1954年、カリフォルニア大学バークレー校にて学士号を取得。その後、同大学院でアルフレト・タルスキの指導を受けるが、タルスキとの間でトラブルが発生し、プリンストン大学へ移ることを余儀なくされる(ただしタルスキとはその後、和解している)。1958年、プリンストン大学にてアロンゾ・チャーチの指導のもと、''Convergent Sequences of Complete Theories'' という論文を完成させ博士号を取得。ソロモン・フェファーマンは後にこのころについて次のように記している。
博士号を取得するとシカゴ大学に移り、1960年まで講師として勤務。1959年にはプリンストンでの同僚マイケル・ラビンと共同で ''Finite Automata and Their Decision Problem'' という論文を発表し、非決定性有限オートマトンのアイデアを明らかにした。これが計算複雑性理論の基礎概念となったことから、ラビンと共にチューリング賞を受賞した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デイナ・スコット」の詳細全文を読む
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