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デイヴィッド・マンロウ(David Munrow, 1942年8月12日 - 1976年5月15日)は、イギリス・バーミンガム生まれの管楽器奏者、ロンドン古楽コンソートの主宰者。 ==略歴== 南米のペルーで1年間英語教師を務めたのち、ケンブリッジ大学ペンブローク校で英語学を修める。在学中に、ケンブリッジ大学で音楽を講じていた音楽学者・指揮者で初期鍵盤楽器奏者であったサーストン・ダートに出会い、リコーダー、クルムホルン等の管楽器を独学で習得する。卒業後バーミンガム大学で17世紀の通俗歌曲を研究した 1967年にジェームズ・タイラー、オリヴァー・ブルックス、ケンブリッジ在学中から共に古楽の演奏を行っていたクリストファー・ホグウッドらと共にロンドン古楽コンソートを設立した。 管楽器奏者として、および同コンソートのリーダーとして、当時の聴衆には馴染みの少なかった古楽を紹介。気品を損なわずに奔放な生気と演奏家の自発性を重視した演奏活動は人気を博し、国内外での演奏会はもちろん、多くの画期的な録音を残した。 ロンドン古楽コンソートには前記3名のほかにミュンヘン古楽スタジオのメンバーであったテノールのナイジェル・ロジャース、英国を代表するカウンターテノールのジェイムズ・ボウマン、テノールのマーティン・ヒルなどの歌手、ヴァイオリン奏者のサイモン・スタンデイジ、リュート奏者のナイジェル・ノース、ロバート・スペンサーらが在籍した。メンバーの中にはコンソート解散後にも古楽の世界で活躍した者も多く、たとえばスタンデイジは、後にホグウッド設立のエンシェント室内管弦楽団や、トレヴァー・ピノック設立のイングリッシュ・コンサートでコンサートマスターを勤めた後、現在は独自の古楽器オーケストラも設立している。 マンロウは、とくに中世・ルネサンス音楽 の演奏家として有名だが、バロック期のリコーダー音楽、ヴォーン・ウィリアムズやベンジャミン・ブリテン、パウル・ヒンデミット、さらには彼のために書かれた、リコーダーのための前衛音楽などの録音も残しており、音楽的関心の広さが伺える。 さらに映画やテレビのための演奏・作曲、BBCのラジオ番組の台本の執筆と出演など古楽器の普及に尽力、ロンドン王立音楽院、レクスター大学などで教鞭を取り、古楽器の解説書である、Instruments of the Middle Ages and Renaissance(日本語タイトル『中世・ルネサンスの楽器』)を執筆するなど、グスタフ・レオンハルトやニコラウス・アーノンクールらと共に、古楽演奏の普及に貢献した啓蒙的音楽家の1人であった。 1976年には初の来日公演が予定されていたが、同年5月15日、自宅で33歳の若さで急逝した。自殺とも言われるが、その真相については今もなお語られることが無いようである。 マンロウに教えを受けた音楽家の一人に、現在ニュー・ロンドン・コンソートを率いて活躍するフィリップ・ピケットがいる。 民族音楽、民族楽器にも深い関心を持ち、民族楽器、古楽器 のコレクションは膨大なものであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デイヴィッド・マンロウ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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