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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 石 : [こく, いし] 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.)
デクロワゾー石(Descloizite)は、塩基性の鉛とバナジン酸亜鉛から構成され、組成は(Pb,Zn)2(OH)VO4の珍しい鉱物である。斜方晶に結晶化し、オリーブ銅鉱と同形である。結晶構造の中には、かなりの量のガリウムとゲルマニウムも取り込まれうる。 色は深いチェリーレッドから茶色または黒色で、結晶は脂状の光沢を持つ透明か半透明である。条痕は橙黄色から茶色で、比重は5.9-6.2、硬度は3.5である。モットラム石として知られる変種は鈍い緑色で、亜鉛の代わりにかなりの量の銅を含み、またバナジウムの代わりに若干のヒ素を含む。砒デクロワゾー石と呼ばれるヒ酸塩のアナログも存在する〔Arsendescloizite on Mindat.org 〕。 ==発見と生成== 1854年にアルゼンチンのコルドバにあるコルドバ山脈鉱床で発見され、フランスの鉱物学者アルフレッド・デクロワゾーに因んで命名された〔。小さなプリズム状またはピラミッド状の結晶となり、常に集晶や鍾乳石状の集合体を形成する。また、乳頭状の表面の繊維が覆う塊となる。 デクロワゾー石は、鉛の鉱脈の酸化帯部分で、関連する鉱物には、緑鉛鉱、褐鉛鉱、モリブデン鉛鉱、モットラム石、ミメット鉱、白鉛鉱等がある〔。 ナミビアのオタビ山地には、かつて世界最大のバナジウム鉱床があると考えられていた〔Boni et al., 2007, Genesis of vanadium ores in the Otavi Mountainland, Namibia. Economic Geology v.102 p.441-469.〕。デクロワゾー石やモットラム石は、これらの鉱床での主要な鉱物であったが、現在では掘り尽くされている。その他の採掘場所としては、アルゼンチンのコルドバ山脈、シエラ郡 (ニューメキシコ州)のレイク・バレー、ペンシルベニア州のフェニックスビル、オーストリアケルンテン州のObir等である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デクロワゾー石」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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