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デクロワゾー石 : ミニ英和和英辞書
デクロワゾー石[でくろわぞーせき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 

デクロワゾー石 : ウィキペディア日本語版
デクロワゾー石[でくろわぞーせき]

デクロワゾー石(Descloizite)は、塩基性のバナジン酸亜鉛から構成され、組成は(Pb,Zn)2(OH)VO4の珍しい鉱物である。斜方晶に結晶化し、オリーブ銅鉱と同形である。結晶構造の中には、かなりの量のガリウムゲルマニウムも取り込まれうる。
色は深いチェリーレッドから茶色または黒色で、結晶は脂状の光沢を持つ透明か半透明である。条痕は橙黄色から茶色で、比重は5.9-6.2、硬度は3.5である。モットラム石として知られる変種は鈍い緑色で、亜鉛の代わりにかなりの量のを含み、またバナジウムの代わりに若干のヒ素を含む。砒デクロワゾー石と呼ばれるヒ酸塩のアナログも存在する〔Arsendescloizite on Mindat.org 〕。
==発見と生成==

1854年にアルゼンチンコルドバにあるコルドバ山脈鉱床で発見され、フランスの鉱物学者アルフレッド・デクロワゾーに因んで命名された〔。小さなプリズム状またはピラミッド状の結晶となり、常に集晶や鍾乳石状の集合体を形成する。また、乳頭状の表面の繊維が覆う塊となる。
デクロワゾー石は、鉛の鉱脈の酸化帯部分で、関連する鉱物には、緑鉛鉱褐鉛鉱モリブデン鉛鉱モットラム石ミメット鉱白鉛鉱等がある〔。
ナミビアオタビ山地には、かつて世界最大のバナジウム鉱床があると考えられていた〔Boni et al., 2007, Genesis of vanadium ores in the Otavi Mountainland, Namibia. Economic Geology v.102 p.441-469.〕。デクロワゾー石やモットラム石は、これらの鉱床での主要な鉱物であったが、現在では掘り尽くされている。その他の採掘場所としては、アルゼンチンのコルドバ山脈、シエラ郡 (ニューメキシコ州)レイク・バレーペンシルベニア州フェニックスビルオーストリアケルンテン州のObir等である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デクロワゾー石」の詳細全文を読む




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