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デザーテック(DESERTEC)は、DESERTEC Foundation が提唱している地球規模で砂漠の太陽エネルギーや風力エネルギーを利用しようというコンセプトである。デゼルテックとも。そのコンセプトを DESERTEC Foundation とヨーロッパの企業群で結成したコンソーシアム DII GmbH が北アフリカと中東で実現しようとしている。デザーテックは、ローマクラブとドイツのTREC (Trans-Mediterranean Renewable Energy Cooperation) の後援の下で生まれた。 == 概要 == デザーテックは、太陽熱発電や風力発電を使って砂漠で電力を生み出し、その電力を消費地に送電することを促進するもので、非営利団体の DESERTEC Foundation が推進している。 もともとはEU-MENA地域(ヨーロッパ、中東、北アフリカ)でこのコンセプトの実現性が評価された。デザーテックのこの地域での実現は業界団体の DII が推進している。 デザーテックの提案によると、サハラ砂漠の の領域に集光型太陽熱発電システム、太陽光発電システム、風力発電システムを分散配置するとされている。そうして生み出された電力は、スーパーグリッドの高圧直流ケーブルでヨーロッパおよびアフリカ各国に送電される〔〔。これにより、MENA諸国の電力需要の大部分をまかない、中央ヨーロッパの電力需要の15%をまかなうことができる〔〔DESERTEC Foundation 〕。2050年までに発電施設や送電線への投資は総額で4000億ユーロになると見積もられている〔。技術面や経済面を含めた精密な計画は2012年までに立案される予定である。 再生可能エネルギーの分野の科学者、専門家、政治家の国際的ネットワークがデザーテックのネットワークの中核を形成し、非営利団体 DESERTEC Foundation がその調整役となっている。最も有名な一員としてヨルダンのハサン王子がいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デザーテック」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Desertec 」があります。 スポンサード リンク
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