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若杉公徳の漫画『デトロイト・メタル・シティ』に登場する人物の一覧。 *「声」はOVA版の担当声優、「演」は実写映画版の担当俳優。 == DMC(デトロイト・メタル・シティ) == インディーズ界でカリスマ的人気を誇る「悪魔系デスメタルバンド」。メンバーはヨハネ・クラウザーII世 (Gt,Vo) 、アレキサンダー・ジャギ (Ba,Vo) 、カミュ (Dr) の3人構成。デビュー初期よりその過激なライブパフォーマンスで話題になる。 バンドを快く思わないアーティスト達から、次々と対バンを申し込まれるも、悉く勝利を収める。また熱狂的な信者の間でクラウザーII世を中心とした数々の“伝説”が実しやかに語られている。ゲリラライブ中に止めに入った警察官を暴行した(実際は躓いた際ギターが偶然警官の頭に当たってしまった)など、実際に犯罪を犯しているが、事件現場からうまく逃げ出し、本当に本物だったのかどうか誰も確認できないため、逮捕はおろか、事情聴取さえされることなく活動を続けており、ネット上においてもその人気は過熱の一途を辿っている。 一方で、「ゲテモノバンドランキング」で1位に選ばれたり、ファンになった友人と絶交するほど一般人には受け入れられず、楽曲の差別的内容に反発も多いため「メンバーは麻薬中毒者や連続レイプ犯らしい」などの噂が流れている。 メンバーはKISSや初期のX、LUNA SEA、黒夢などを彷彿させるようなフェイスペイントをしている。 代表的なパフォーマンスにDMC地獄の人文字(でぃー・えむ・しー じごくのひともじ)ジャギが“D”、クラウザーが“M”、カミュが“C”を担当。これを見た全ての者は皆呪われるという。文字を表すのにジャギ以外は色々なパターンがある。 ; 根岸 崇一(ねぎし そういち) : 声 - 岸尾だいすけ / 演 - 松山ケンイチ(唄 - 冠徹弥) : 本作の主人公。大学進学に伴い犬飼町(現豊後大野市)から上京してきた、心優しい青年。初登場時で23歳の童貞。身長170cm、体重58kg、血液型A型。 : マッシュルームカット・痩せ型で“ゴボウ男”と揶揄されるひ弱そうな外見だが、農作業を手伝っていたためか、牛の世話や草刈り、トラクターの運転、斧でアンプを一振りで切り裂くなど、高い農作業スキルを持ち、体力はそれなりにある。酒は飲めるが、余り強い方ではない。大学ではフランス語を専攻していたため、フランス語で会話が出来る。紅茶を飲みながら、カヒミ・カリィのホームページと、加藤ローサと後述の山野花江のブログをチェックすることが日課。いわゆる渋谷系のアーティストを信奉しており、映画版での携帯の着信音はフリッパーズ・ギターの「恋とマシンガン」であった。 : 好きな映画は「アメリ」。音楽もスウェディッシュポップやフレンチ・ポップスなどを嗜好し、特にカヒミ・カリィは全てのアルバムを所持するほど大ファン。ポップアーティストを目指し、事務所には秘密で路上でギター片手に自作曲を歌っているが、相川と佐治からは評価されているものの、一般のウケは芳しくない。 : 大学の同級生の相川に自作曲を誉められたことがきっかけで、プロを目指すようになる。卒業後にインディーズレーベル「デスレコーズ」と契約したが、本人の意に反し「デトロイト・メタル・シティ (DMC) 」のフロントマン「ヨハネ・クラウザーII世」として活動していくことになる。 : 自身の好むジャンルにおいての冴えなさとは対照的に、クラウザーII世としては天才的なパフォーマンスセンスを発揮する。ギターテクニックが非常に高いのだが、普段の生活においてはそのテクニックが発揮されている節は見られない。 : 嫌々クラウザーII世を演じているだけだが、怒りや嫉妬心でテンションが上がった時は、自然にクラウザーII世の人格が顔を出す。この状態では罪悪感がなくなっているため、周囲の者が被害を受けることも多い。また理性が働いている時でも、ファンを失望させないため、クラウザーになってあらゆる場所に“降臨”することがある。サタニック・エンペラー以降は徐々に人格がクラウザーと同化しつつあり(本人は少し怒りぽくなったと思っている)、日常生活でも頻繁にクラウザーのような言動が出るようになったり、自らの犯したクラウザーとしての悪行をあまり反省しなくなったりするようになった(ただし後になって後悔することはある)。また、ファミレスで3日間かけて相川のバストサイズを計算するなど追い込まれた時は超人的な能力を発揮する。 : 基本的にクラウザーII世としての行動を自己嫌悪していることからライブ後の打ち上げにもほとんど顔を出さないが、メンバー達との信頼関係は厚く、対バンなどを通じアーティストとして純粋に対抗心を燃やすなど、本質的には「バンド野郎」である。 : 北原元気に勝負を申し込まれた際、一度は勝負を断ろうとするも、北原のレベルの高い演奏に触発されたことで対抗心が生まれ勝負を受けるが、勝負に敗れて伝説のギターを奪われ、「メタルで負けた」ことにクラウザーとして挫折を味わい一時呆然としてしまう。立ち直った後はメタルとの決別を決意し、一時的に行方をくらまし、オシャレなアーティスト志望の人々が集う「アートキワ荘」に身を寄せていた。だが根岸の居場所を突き止めた社長が送り込んできた高木、ザザ、カリビダンといったメタルミュージシャン志望の男たちの影響によって復活。DMCとブラックデスDMCの対バンが行われている会場に駆けつけ、クラウザーI世との直接対決で見事雪辱を果たした。それから暫くしてカールス秀樹のゴッドとしての振る舞いを客観的に見て、今の自分に不信感を抱きDMCを辞めることを決意。フランスへ音楽修行のため留学するが、路上ライブでは日本のように罵声を浴びせられることさえ無くただひたすらに無視され、「何かしら反応がほしい」という思いのあまり、「駄目だった時に投げ付けてもらうための卵」を準備するほど錯乱していく。 : その後、和田からの手紙で社長が倒れたこと、ゴッドに世界のデスメタルバンドが全滅させられたことを知り、自分の「メタルをやりたくない」という思いとは裏腹に半ば本能的に日本に帰還。ゴッドとの対バンに勝利した後、改めて相川に自分の正体を明かして告白をしようとしたが、当人に正体を信じて貰えず、結局最後まで正体がばれることはなかった。 : 映画版では、相川がクラウザーII世の正体に勘付く場面がある。 :; ヨハネ・クラウザーII世 (Johannes Krauser II) :: 声 - うえだゆうじ :: DMCのリーダーで、ギター&ボーカルを担当。頭に金髪のフルウィッグ、顔を白塗り・くま取りにメイクして額に“殺”の文字を書き込み、特撮の悪役の如きコスチュームにマントを纏う。 :: 熱狂的なファンからは「クラウザーさん」と慕われ(作中でも正式名で呼ばれることはあまりない)、崇拝されると共に恐れられている。メンバーの和田(後述)は、数々のパフォーマンスを披露するクラウザーII世を「メタルモンスター」と呼んでいる。また盲信的ファンが多く、アルバイト、B級映画の監督から自分の肉親まで、その範囲は多岐に渡っている。 :: 当初のキャラ設定は「魔界出身の悪魔で、幼き頃に両親を殺害してレイプしたため服役していたが、バンド活動のために刑務所から出てきた」というデビュー曲の歌詞から派生したものだけだったが、その後、人権無視、女性蔑視などの非人道的言動、曲の歌詞や宣伝文句、数々の奇行を経て、時に根岸当人さえ全く知らない虚虚実実な伝説がファンを中心に広まっている。 :: 非常に高いギターテクニックを生かし、ギターを歯で弾く、ウィンドミル奏法といった奏法を得意とする(なお、これらはファンの間ではそれぞれ「歯ギター」「腕グルグルギター」などと呼ばれている)。ライブ時には高確率でギターを破壊する。後にデスメタルの帝王、ジャック・イル・ダークよりSGタイプの通称「伝説の悪魔のギター」を譲り受けた(クラウザーII世が3代目)。 :: 1秒間に10回「レイプ」と、イの半分を叫ぶ、1秒間に10回レイプ発言(イプとレイを同時に発声させることで可能となる)、などのパフォーマンスを持つ。また、魔の刻印(サイン会)ではアーティストにありがちな凝ったものではなく、単に日本語で名前を書いただけのもの。「ノ・ビーレ」という恋愛映画で役者デビューも果たした。 :: ゴッドがメタル界を席巻した後は暫く行方を晦ましていたが、日本武道館での式典ライブに乱入し、「メタルをやりたくない」という強い思いをゴッドとぶつけ合う。ジャックのギターの弦が切れてゴッドに敗北しそうになった時、客席奥の社長が持っているクラウザーのギターを見るとジャックのギターを破壊し、自身が新たな伝説となった。その後もデスメタル界の伝説として名を轟かせていくことになる。 :: コナミの音楽ゲーム「ギターフリークス」&「ドラムマニア」に収録されている楽曲「VANESSA-転生編-」にクラウザーにそっくりなキャラクターが登場する。 :: 他にも漫画「けいおん!」の主人公平沢唯の想像の中にもクラウザーに似た男が登場している。 : ; 和田 真幸(わだ まさゆき) : 声 - 中野裕斗 / 演 - 細田よしひこ : メンバー中唯一、素でもロッカー気質かつ常識人。女のこととなると気がきく細身で長髪のバンド青年。身長174cm、体重63kg、血液型AB型。埼玉県出身。素顔もイケメンでモテるが、メンバーとの合コンにもホストの様な服装で参加するなど、ズレたところがある。 : カラオケの持ち歌はL'Arc〜en〜CielのHONEYやGLAYのHOWEVER、唇で、HONEYは95点を出したこともあるらしい〔音楽イベント『サタニック・エンペラー』でパイパニック・チェーンソーと対バン勝負を行った際にも披露し、「普通にウマい」と観客から喝采を浴びていた。〕。また知り合いのビジュアル系バンドへの加入(その後の展開で取り消しとなった)や引き抜きにも応じるなどデスメタルよりもビジュアル系バンドを望んでいるようである。 : お調子者だが、ビッグになるという夢の為に日々ベースを指が動かなくなるまで練習したり、新しいステージパフォーマンスの研究のためにジャグリングの練習をしたりするなど努力家の一面も持つ。 : 将来はソロ活動も考えており、「ジャギ With エメラルドファイア」という名のビジュアルを意識したバンドを結成する計画も持っているが、最初にそのアイディアを披露した際は、社長から回し蹴りを食らわされる羽目になった。キャバクラでその話をした際は、ネーミングやスタイルがhide with Spread Beaverと似ているということで、X JAPANのファンであるキャバクラ嬢に好評を得たこともある。 : ただし、根岸とは対照的にアドリブセンスがなく、ステージ上以外でジャギとして振る舞うことも苦手。そのため、一度ステージに上がれば必ずファンを熱狂させる根岸の才能を高く評価し尊敬している。クラウザーが騒動を起こした際は責任を押しつけようとする小心者な面がたびたび見られるが、DMCでの活動には誇りを持っていて、売れるためには手段を選ばない。PV撮影でも根岸にとって拷問のようなパフォーマンスのアイディアも積極的に出したりするが義理堅い一面もあり、社長が倒れた際に食事が喉を通らなくなるほど心配したり、フランスへ渡った根岸に手紙と航空券を送り、「中途半端なままDMCを辞めていいのか?」と説得したりと、世話になった人への恩義を欠かさない。 : そのルックスとベーステクはビジュアル系としても通用し、ポップス志向ながらその方面では全く認められない根岸とは正反対である。 :; アレキサンダー・ジャギ (Alexander Jagi) :: ベースギターとボーカル担当。ファンからは「ジャギ様」と様付けで呼ばれている。 :: 中分けしたロングヘアー、白塗りの顔、全身タイツの背中にデビルマンのような羽、という出で立ち。衣装やベースのストックがクラウザーに比べると非常に多く、ベースはサンダーバード、プレシジョンベース、スティングレイ、東海楽器・Talboなどが確認されている。 :: 「クラウザーII世との殺し合いの末バンドに加入したミュージシャンであり、連続放火魔」という設定。最初は単にジャギという表記だけだったが、後に登場したサタニックエンペラー参加の契約書でフルネームが判明。 :: 口から炎を吹くパフォーマンスを得意とし、ライブ中で多用。熱いファンから「焼き殺してー」という物騒な声援が入る〔後に根岸のアドリブによって「炎で人を操れる」という設定も追加された。これはDMC信者の素行を止めるための一環である。〕。金玉ガールズとの対バンではこの火噴きが原因でライブハウス「渋谷ルタファー」が火災になるという事態になった。他にも火のついた松明でのジャグリングや側転なども器用にこなす。しかし、クラウザーやカミュのキャラがあまりに濃いためになかなか目立たず、事務所の社長から活を入れられることもたびたび。 :: 10巻の解散ライブでは1人でグロテスクを歌った。 : ; 西田 照道(にしだ てるみち) : 声 - 保村真 / 演 - 秋山竜次(ロバート) : 大まかな特徴はステレオタイプなオタク像そのもの。またメンバー内でもっとも変態である。眼鏡に豚鼻、背が低く小太り。身長162cm、体重76kg、血液型B型。東京都出身。 : 「くいこみ戦隊ブルマちゃん」などアニメや特撮キャラクターを好む。服装としてはトレーナーをケミカルウォッシュジーンズに入れていることが基本で、また着用しているTシャツも「くいこみ戦隊ブルマちゃん」が大半であることからブルマに異常なまでに執着心を持っていることがわかる。普段から食い意地が張っている。 :「くいこみ戦隊ブルマちゃん」の限定フィギュアが手に入らなかった事への怒りを「太鼓の超人」にぶつけ、「超人」の結果を出した。 : 非常に口数が少なく、ボソボソした小声ながら大変な毒舌家で、メンバーに対しても「能ナシが」「黙れカス」など、刺すようなセリフが多い。また、女性に対しては卑猥な言葉しか話さない。笑う時に「ギィ」と不気味な音を立てる。 : 行動も非常識で、楽屋での自慰容疑、自宅での監禁容疑、指名手配容疑など、様々な疑惑を抱える。だが、メンバーとは一定の交流を持っているようで、個人的に根岸とゲームソフトの貸し借りなどはしている。1度だけゲーム(『ぼくのなつやすみ』)の返却を巡ってDMC解散の危機を迎えるが、結局和解している。この際、クラウザーとカミュの魔王としての姿がファンの妄想ながら描かれた)。しかし、ほとんど会話シーンがなく、変態行為の数々もスルーされている模様。 : 精神的に変身前と後がほとんど変わっていない真性の変質者であり、ある意味では公私共に最もメタルな生き方をしている。剃毛を性的に好むようである。 :; カミュ (Camus) :: ドラム担当。逆立てた金髪のフルウィッグにピエロを連想させるマスクを着用する(マスクを被るシーンが描かれていたが、53話ではメイクを落とすシーンもあり、はっきりしない)。 :: 「死体マニアで、そのドラムプレイは昔、特殊警棒で人をタコ殴りにしていた頃に身に着けた」という設定。また、デスメタルバンドでは珍しくワンバスである。 :: 卑猥な妄想をエネルギーに、鬼畜的なドラムテクニックを発揮する。叩いて音が鳴ればキーボードでも叩き、ジャック・イル・ダークとの対バンでは、ジャックのペット“メタルコブラ”をスティック代わりにドラムを叩くという荒技を披露。金玉ガールズとの対バンでライブハウスが火事になった時には周りが燃え盛る中でも避難もせずにドラムを叩き続けており、本来小心な根岸や常識人の和田と異なり、相当肝が据わっている。 :: ドラムスティックで女性の性感帯をピンポイントで刺激する“絶対性感”という得意技を持つ。サタニック・エンペラーの対パイパニック・チェーンソー戦ではこの技によりレイをKO、さらにとどめにストリップショーのように札まで握らせ、殆ど1人の力でDMCを勝利に導いた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デトロイト・メタル・シティの登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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