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重水素(じゅうすいそ、)またはデューテリウム () とは、水素の安定同位体のうち、原子核が陽子1つと中性子1つとで構成されるものをいう。重水素は H と表記するが、 D (の頭文字) と表記することもある。例えば重水の分子式を DO と表記することがある。 原子核が陽子1つと中性子2つとで構成される水素は三重水素(H)と呼ばれる。重水素、三重水素に対して普通の水素(原子核が陽子1つのもの)は軽水素(H)と呼ばれる。 == 概要 == 1931年にアメリカの化学者ハロルド・ユーリーが発見した(ユーリーはこの功績で1934年のノーベル化学賞を受賞した)。 軽水素(H)の原子核が陽子1つであるのに対して、重水素の原子核は陽子1つと中性子1つから構成される。なお、この重水素の原子核は、重陽子とも呼ばれる。 地球上の水素全体の中での存在割合は、軽水素が99.985%、二重水素が0.015%である。三重水素の割合はごく僅かである。 なお、重水素(H)と三重水素(H)の両方を併せて、重水素と呼ぶこともあるので、三重水素(H)と区別するために、Hを二重水素と呼ぶこともある。なお、このHの原子核は、重陽子と呼ばれることがある。三重水素は、存在比がごく僅かであり、時間が経つとヘリウム3(He)に変わる放射性同位体であり、この三重水素を含めずに安定同位体である二重水素のみを指して「重水素」と呼ぶ場合が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「重水素」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Deuterium 」があります。 スポンサード リンク
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