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デルタ酸(Deltic acid)またはジヒドロキシシクロプロペノン(Dihydroxycyclopropenone)は、C3O(OH)2の化学式を持つ化合物である。シクロプロペンのケトン及び二価アルコールとみることができ、オキソカーボン酸の一種でもある。室温では安定な白色固体であり、ジエチルエーテルに溶解し、140℃から180℃で分解(時には爆発)する。水とはゆっくりと反応する〔。 デルタ酸の合成は、1975年にDavid EggerdingとRobert Westによって初めて記述された〔David Eggerding, Robert West (1975), ''Synthesis of dihydroxycyclopropenone (deltic Acid)''. J. American Chemical Society, volume 97, issue 1, pp 207-208. .〕。 == 誘導体 == === デルタ酸塩 === デルタ酸は、多くのアルコールと異なり、水中で酸性を示す。これは、ヒドロキシル基が陽子を失い対称性を持つデルタ酸アニオンC3O32-となるため (pKa1 = 2.57, pKa2 = 6.03) と考えられる。 最初のデルタ酸塩(リチウム塩とカリウム塩)は、1976年にやはりEggerdingとWestによって最初に記述された。デルタ酸リチウム(Li2C3O3)は、水可溶の白色固体である〔 David Eggerding and Robert West (1976), ''Synthesis and properties of deltic acid (dihydroxycyclopropenone) and the deltate ion''. J. American Chemical Society, volume 98, p, 3641-3644. .〕。(CO)n2-で表される他の環状ジアニオンと同様に、デルタ酸アニオンは芳香族性を示し、これが安定性に寄与している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デルタ酸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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