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デンキウナギ目(学名:Gymnotiformes)は、硬骨魚類の分類群の一つ。2亜目5科30属で構成され、デンキウナギなど130種以上が含まれる。全種が発電器官をもつ淡水魚で、中央アメリカから南アメリカにかけて分布する。 == 概要 == デンキウナギ目はナマズ目やコイ目と同じ骨鰾上目と呼ばれるグループに属し、共通の特徴であるウェーバー器官(浮き袋から内耳へ音を伝達する器官)をもっている。中央アメリカと南アメリカのみに分布し、生物地理区の区分における新熱帯区から発生した一群と考えられている。すべて夜行性の淡水魚であり、日本には生息していない。ナマズ目とは特に近縁で、姉妹群の関係にあるとみられている。 体型はウナギのように細長く、デンキウナギ亜目の魚類は円筒形であることが多い。ステルノピュグス亜目では左右に平べったく側扁し、その姿から英語ではナイフフィッシュと総称される。背鰭と腹鰭をもたないが臀鰭は極端に長く、前端部分は胸鰭の近くにまで達している。臀鰭を波打たせるように泳ぎ、前進のみならず後進も可能である。ほとんどの種類では尾鰭も退化しており、アプテロノートゥス科の一部に痕跡的に残るのみである。肛門は頭部あるいは胸鰭のすぐ下にある。デンキウナギを除き、上顎は未発達である。下鰓蓋骨を欠き、口蓋骨は骨化しない。 本目の魚類はすべて発電器官をもつ。ほとんどの種類では筋肉の細胞から分化したものであるが、アプテロノートゥス科の発電器官は神経細胞を起源としている。発電器官の大きさはさまざまで、放電される電力は一般に微弱である。本目のギュムノートゥス科に属するデンキウナギ ''Electrophorus electricus'' は例外的に強い発電力をもつことで知られ、水族館で発電魚として展示されることもある。発電器官をもつ魚類には他にシビレエイやデンキナマズなどがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デンキウナギ目」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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