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パーム油(パームゆ、 )はアブラヤシの果実から得られる植物油である。通常ギニアアブラヤシ(学名 ''Elaeis guineensis'')から得られる。 食用油とするほか、マーガリン、ショートニング、石鹸の原料として利用される。近年では、バイオディーゼル燃料としての利用も進められている。2009年現在、世界で最も生産されている植物油である〔植物油の生産から消費まで (1)世界の植物油生産 (一般社団法人 日本植物油協会) データは2004 - 2011年のISTA Mielke社「Oil World」誌〕。 同じアブラヤシから得られるものとしてパーム核油があるが、パーム油が果肉から得られるのに対し、パーム核油は種子から得られるものである。組成が異なるため、性質も異なる。 == 性質 == オレンジ色をした常温で固体の油脂で、独特の芳香と甘味を持つ。主な成分はパルミチン酸約50%、オレイン酸約45%、リノール酸約10%で、その他ステアリン酸約5%、ミリスチン酸約1%が含まれている〔『15710の化学商品』 化学工業日報社、2010年、1380頁。〕。常温で固体であるのは飽和脂肪酸であるパルミチン酸を多く含むためで、組成全体としては牛脂に近い。 パーム油のオレンジ色はβ-カロテンに由来し、未精製のパーム油にはβ-カロテンが豊富に含まれるが、精製段階で失われ、色が淡黄色になる。ただし、食用パーム油として製造されるものはβ-カロテンを残すようにすることが多い。これを特に「レッド・パーム油」と呼ぶことがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パーム油」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Palm oil 」があります。 スポンサード リンク
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