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デ・トマソ・ロンシャン : ミニ英和和英辞書
デ・トマソ・ロンシャン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


デ・トマソ・ロンシャン : ウィキペディア日本語版
デ・トマソ・ロンシャン

ロンシャン(''Longchamp'' )はイタリアの自動車メーカー・デ・トマソが1972年から1989年まで生産したフロントエンジンの2ドア・クーペである。ロンシャンという名称はフランスパリロンシャン競馬場に因んでいる。
== 概要 ==
1970年にデビューしていた4ドア車・ドーヴィルのシャシーをベースにホイールベースを短縮、パンテーラドーヴィルを手がけたカロッツェリア・ギアのチーフスタイリスト、トム・ジャーダがデザインし、ギアが製造する2ドア2+2座席のノッチバックスタイルのボディを着せたモデルである。1972年のトリノ自動車ショーでデビューした。同じジャーダのデザインでも、ジャガー・XJに似過ぎていたドーヴィルとは違い、パンテーラ同様にクリーンな面構成のデザインはデ・トマソらしい個性を持っていた。
エンジンもパンテーラドーヴィルと同じ米国フォード製の「クリーブランド351」型5,763cc(351cu-in)330馬力〔後期型は排気ガス対策のため270馬力にパワーダウンした。〕エンジンが用いられ、ドーヴィルよりも軽量な車体のため、最高速度は10km/h速い240km/hと公表された。ドーヴィルよりもややスポーティーな性格付けのため、トランスミッションはフォード製3速オートマチック(C-6型「クルーズ・オ・マティック」)の他、ZF製5速マニュアルも選択可能で、後者は17台に装着された。
1975年にアレハンドロ・デ・トマソマセラティを傘下に収めた結果、翌1976年春のジュネーブモーターショーではピエトロ・フルアにロンシャンの前後を化粧直しさせて、マセラティ自製のV8エンジンを搭載したマセラティ・キャラミが登場し、ロンシャンと並行して1983年まで生産された。
1980年のトリノ自動車ショーでは「ロンシャンGTS」が発表された。オーバーフェンダーと太いピレリP7タイヤが装着されたホットモデルである。同時にミラノのカロッツェリア・Pavesiが製造する2ドア・スパイダーも追加された。
ロンシャンは1989年までに409台が生産され、日本にも新車で輸入された。〔スパイダーはその内14台であった。〕 GTSを含め、1980年代以降はキャラミの方が多く売られ、ロンシャンの生産台数は非常に限られたものであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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