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デ・ラ・ペンネ級駆逐艦()は、イタリア海軍のミサイル駆逐艦の艦級。 ==概要== 本級の計画は1975年の海軍法に端を発しており、このときにはインパヴィド級駆逐艦を更新するための''スーパー・アウダーチェ級''として2隻の建造が予定されていた。しかし予算上の問題から延期され、1984年の計画で改めて計画された。当初は「アニモーソ」と「アルディメントーソ」と命名される予定であったが、進水後にイタリア海軍の英雄に因んだ名前に変更され、それぞれ「ルイージ・ドゥランド・デ・ラ・ペンネ」、「フランチェスコ・ミンベッリ」と改名されて、1993年に就役した。 本級は、先行するアウダーチェ級駆逐艦の武器システムに小改正を加えたうえで、より先進的な船体に搭載した設計となっている。船体にはステルス性への配慮が導入されており、推進機関にはCODOG方式が採用された。また、フォークランド紛争の戦訓から残存性が強化されており、枢要区画にはケブラー繊維による装甲が施され、また機関部配置は独立した4区画とされている。 本級は、アウダーチェ級と同様に、艦隊防空ミサイル(スタンダードMR)と個艦防空ミサイル(シースパローIPDMS)、5インチ砲(オート・メラーラ 127 mm 砲) と3インチ砲(オート・メラーラ 76 mm 砲)を重複して搭載するという重武装で知られている。その一方、イージスシステムなどの先進的な武器システムが就役しはじめた時期において、アウダーチェ級と同様のターター-D・システムを搭載したことによって批判に曝されることとなった。特に、在来型の旋回式発射機であるMk.13 GMLSの採用については、Mk.41などVLSに換装すべきであるという主張が、海軍部内からもなされていた。しかしこれには、本級の原計画は1970年代のものであり、性能向上と引き換えのこれ以上の遅延は政治的に許容できなかったことから、漸進的な改良に留められたという経緯があった。〔 〕 なお、本級では、テセオ艦対艦ミサイルをミラス対潜ミサイルに積み替え可能としているが、哨戒ヘリコプターを2機搭載しており艦固有の長距離対潜火力の必要性に乏しいことから、ミラスへの換装は実際には確認されていない。 2008年には両艦に近代化改修が行われ、3次元レーダーがイタリア製のRAN-40Lに換装された〔http://digilander.libero.it/en_mezzi_militari/html/dela_penne.html 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デ・ラ・ペンネ級駆逐艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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