|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
デーイアネイラ(ギリシア語:, Deianeira; ラテン語形:Deianira [デーイアニーラ], Dejanira [デーイヤニーラ])は、ギリシア神話に登場する女性である。「(汝の)夫を殺めし者」の意で、長母音を省略してデイアネイラとも表記される。 父はアイトーリアのカリュドーン王オイネウス(一説にはディオニューソス〔アポロドーロス、1巻8・1。〕)、母はカリュドーン王妃アルタイアーで、兄にメレアグロス、姉にほろほろ鳥に変身したメラニッペーがいる。 == 生涯 == ディオニューソスの寵愛を受けるオイネウス王と妃アルタイアーの間にカリュドーンの王女として生を受けた。 少女期に河神アケローオスから求愛されるが、父オイネウスの意向で婿候補になったヘーラクレースとアケローオスとが争いとなり、この抗争に勝利したヘーラクレースの下に嫁ぎ、三番目の妻となった。ヘーラクレースとの間に嫡子ヒュロスをもうけた。 家族でエウエーノス川を渡河するさい、渡し守をしていたケンタウロスのネッソスに襲われかけたが、ヘーラクレースの放った毒矢に救われた。 その後、ヘーラクレースが捕虜としてかねて求愛していた王女イオレーに横恋慕したと聞き〔世界神話事典・225頁〕、トゥニカ(肌着)にネッソスの血を塗ってリカースに持たせた。ネッソスは死の間際、デーイアネイラに、自分の血液は媚薬であると嘘をついていた。デーイアネイラはこの虚言に乗せられた〔世界神話事典・225頁〕。結果、ネッソス血の毒によってヘーラクレースは重態に陥り、その顛末を聞いたデーイアネイラは首をくくって自殺した。 こうした経緯からデーイアネイラは「ヘーラクレースの死の原因をなした人物」と評される〔世界神話事典・225頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デーイアネイラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|